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2013年2月18日 (月)

ロシアの旅/モスクワ大学

色白の美少女かほりクンは、いくらかイントネーションのおかしい日本語で、今日はどこへ行きたいですかと訊く。
そうですねえ、やっぱり最初はクレムリンかな、ウスペンスキー大聖堂や赤の広場も見たいですねといってみた。
あらかじめの調査では、ホテル・カレトニードボルからクレムリンまではせいぜい1キロ半ぐらいだから、このくらいだったらぜひ歩きたいところだったけど、彼女はメトロで行きますという。

クレムリンに行くためのメトロ駅はプーシキン駅といって、作家のプーシキンにちなみ、ホテルから徒歩で10分ぐらいのところである。
ひとりで歩くために、わたしはメトロについても研究していた。
地図と首っぴきならなんとかなるだろうと安易に考えていたけど、これはけっこう大変だ。
そのあたりの事情はあとで書くことにして、とりあえずごろごろとひと駅区間だけ乗ってメトロをおりた。

地上に出ると、天気は冬のモスクワにはめずらしいほどの晴天になっていた。
このあたりで早くもクレムリンの赤い城壁が目にとびこんでくる。

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城壁めがけて歩いていくと、かたわらにクリーム色の、ギリシアのパルテノンのような円柱をならべた建物があって、これがわたしの大学ですとかほりクン。
彼女はモスクワ国立大学の1年生である。
この大学は入学するのがひじょうに難しい学校だそうだ。
入学するのも難しければ、卒業するのも難しいという。
日本の大学とはだいぶ違いますねとわたし。

ロシアの学校のしくみなんて知らないけど、かほりクンに聞いた話によると、まず11年間はずっと同じ学校で学び、その後は彼女のように大学に進んだり、軍人や社会人になったり、それぞれの進路を選ぶことになるのだそうだ。
私立の大学はないのですかと訊くと、あります、でも人気がありませんという。
人気がない理由が、ある日とつぜん大学がなくなってしまうことがよくあるからだという。
これは経営者が夜逃げするってことだろうか。
モスクワ大学の校内はがらんとしていたけど、これは夜逃げのせいではなく、いまは冬休みだからだそうだ。

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かほりクンは将来、日系企業で働きたいという希望をもっていて、ビジネスをするために英語、日本語、中国語、韓国語など習っているそうである。
寝るのは好きだけど1日5時間ぐらいしか寝ていません。
勉強しないと卒業できません。
入学してからとちゅうで挫折していなくなった生徒がこれこれしかじかと。
かほりクンの話を聞いていると、彼女はハワイのモルモン大学の生徒のような、きわめて純粋でまじめな学生らしい。
まだ19歳というからやむを得ないかも。

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