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2013年2月21日 (木)

ロシアの旅/モラル

空腹になったのでどこかで食事をすることにした。
そのためにあちこちで車道を横切ったけど、感心するのはロシア人ドライバーのモラルの良さ。
どんなところでも横断者がいれば、かならずその手前で停止する。
これだけは徹底している。
駐車違反やスピード違反や、警察官の不法行為さえ多いとされるこの国で、このモラルの良さはなんなのか。
つらつら理由を考えてみたけど、雪やアイスバーンが多いこの国では、すこしでも無理をすると停まれない場合があって、人間を轢きかねないという意識があるのかもしれない。

モラルのよさには感心したものの、街で見かける車は汚い。
とにかく汚い。
毎日が雪どけ道だから仕方ないけど、ベンツもジャガーもワーゲンも、ロシア製のポンコツカーもみんなまっ黒で、このあたりにはまだ格差は感じられない。
モスクワではどの車も昼間ライトをつけっぱなしだ。

032a 032b

モラルについては逆の場合もある。
ロシアはレディファーストの国であるということを、どこかのガイドブックで読んだことがある。
ぜんぜんそんなことはない。
メトロに乗ってもデパートのエレベーターでも、みんなわれ先に乗り込んでゆく。
男性が女性に席をゆずるシーンなんていちども見なかったし、メトロでは軍人みたいな大男が、まわりのおばさんおばあさんたち眼中になしって感じで、座席にふんぞり返っているのも見た。
やっぱりじっさいに行ってみなけりゃわからないことは多いのだ。

これはたまたまメトロの中で見た光景だけど、ひとりのおじさんがさっと座席に座り、自分の横へ帽子を置いてしまった。
そこへ着ぶくれしたおばさんがやってきて、帽子をどかしてちょうだいとかなんとかいったのだろう。
おじさんがしぶしぶ帽子をどけると、このロシア流オバタリアンのおばさんは、すきまにぐりぐりと大きな尻をねじこんだ。
おじさんはうらめしそうな顔でちらりちらりとおばさんの顔をみていた。
というだけの話だけど、じっと観察していたわたしは無性におかしかった。

上の写真はメトロの中。
これはたまたますいている時間帯で、ラッシュ時はもっと悲惨。

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