ロシアの旅/市場とスーパー
出勤時間帯らしく、勤め人らしい人たちがバス停でバスを待っていた。
バス停のちかくに市場があった。
小さな屋根をつけた、ほとんど露店といっていい店が、せいぜい十軒ぐらいというところ。
わたしはこういうものに興味があると力説しているけど、ここがこの旅で2回目の市場見物だ。
かちんかちんに凍った魚が売られていた。
あったかそうな毛皮の帽子をかぶった店主のおばさんに、写真撮っていいですかと訊くと、ダメだという。
しかしこのダメは日露平和条約が結ばれてないせいではないらしく、それほど強固な拒否反応とは思えなかったから、おばさんが客と話しているとき、横からこっそり撮影してしまった。
とうぜんのように蜂蜜もある。
蜂蜜屋のおやじさんはなかなか愛想がよかった。
つまりロシア人の反応もほかの国と同じで、写真をダメという人もいれば、かまわんよという人もいるのである。
わたしの場合、自分でいうのもなんだけど、どっちかというとノーテンキな顔をしているらしく、あまり相手に警戒感を与えないってこともあるのかも。
ほかに衣料品を売る店もあって、売られている毛糸は100Pで、300円ぐらい。
朝市というほど活気はないし、なんかやたらにイヌが多かった。
これ以外に近代的なスーパーもある。
最後の写真がそれだけど、このスーパーに入ってみた。
じつは散歩をしていて手が冷えたので、店の中に入ってしまえば寒いということはぜったいにないのだから、暖をとるためだった。
小さな店だったけど、酒から食品、家庭用品などなんでもそろっていて、このへんは日本のスーパーと変わらない。
わたしはアルメニア・コニャックのファンだから、日本で買うのとどのくらい値段がちがうものか調べてみた。
スーパーの棚に置かれていた3年もののアララトが3千円ぐらいで、あまり日本と変わらない。
サンクトペテルブルクへ行ったら、こいつを1本買って、部屋でちびりちびり呑もうと考える。
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