ロシアの旅/ヴァーゴ爺さんの家
タクシーに乗って田舎道を走ること20分ぐらい。
到着したのは、こんどこそ本物の素朴な農村だった。
じつはこのとき訪れたのは、金髪クンの親戚だという農家で、ヴァーゴというおじいさんの家だった。
このおじいさんの家の近くにサウナがあるというのである。
しかし、こんなところにサウナ?と疑問を感じてしまうような寒村だった。
ヴァーゴ爺さんは農家にひとり住まいである。
息子や娘がいるとしても、核家族化していて同居はしていない。
老人が田舎で孤立するという、日本でもよくある図式だ。
ひさしぶりにお客さんがやってきたというので、よろこんだ彼は金髪クンをしっかり抱きしめていた。
わたしは初対面だから、コンニチワと挨拶する。
サウナはともかく、こうしたロシアの農家というのは、わたしにとって本当に興味のつきない対象なので、ここでヴァーゴ爺さんの家をくわしく紹介してしまおう。
まずいちばん上がヴァーゴ爺さんの家。
村ではいちばん大きい家だそうで、写真ではそう見えないけど、かなり古い農家である。
2番目の写真で、金髪クンとクリスマスツリーの背後にあるのはとなりの家。
6番目の、黒い大きなドラムカンみたいなのはストーブ。
ストーブは最近新しく作ったものだそうだけど、さすがにこのあたりではセーフティネットも完備していないので、薪ストーブである。
古い農家らしく、8番目は地下の物置き、9番目は屋根うらの物置き部屋という具合にいろんな部屋があって、最後の写真は地下室から出てきた金髪クン。
かってはウシやニワトリも飼っていたらしい。
トイレも拝見したけど、水洗じゃなかったとだけはいえる。
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