ロシアの旅/旅行費用
すべてのスケジュールをこなし、さてこの旅の費用を清算をしてみると・・・・・
そうとう金を使ったんだろうなあという人がいるでしょうね、きっと。
子供や家のローンをかかえた、ふつうのサラリーマン家庭の住人にショックを与えたくないから、費用については正直にいわないけど、自由旅行なんだからあるていど高いのはやむを得ない。
もともとロシアのツアーは高いことで知られている。
たとえば、前年の中止になったロシア8日間のツアーは、時期はほとんど同じころで、モスクワとサンクトペテルブルクという行程もいっしょ。
それでわたしひとり参加の申込み費用が23万円ぐらいだった (これでもいちばん安い日を選んだのだ)。
いちがいに比較できないけど、今回は日数もその倍の16日間だ。
単純に考えたって40万円以上かかってもおかしくない。
しかも前年の中止になったツアーには、トレチャコフ美術館の見学は入っておらず、目玉はエルミタージュだけ、あとはつまらない名所旧跡めぐりがほとんどだったのに対し、今回はエルミタージュ、トレチャコフ、ロシア美術館と、3つも美術館をハシゴして、クラシック・コンサート、ジプシーダンスなどを鑑賞し、ロシアの新幹線の最高級シートにも乗ってきた。
モスクワでもサンクトペテルブルクでも、またロシアの農村でも、個人のお宅に泊まったりおじゃましたりして、普通のツアーではなかなか味わえない体験もした。
さらにさらに、モスクワでもサンクトペテルブルクでも、わたし専用の美少女ガイドつきだ。
これじゃあ安くないぜっていうのはバカでもわかる。
しかし上記のような贅沢を考慮すれば、費用はおおむね想定の範囲内だったといえる。
自家用車に何百万円もかける人のことを思えば、わたしの旅行なんてささやかなものという見方もできる。
車ならかたちとして残るけど、旅行なんて終ればそれっきりだからむなしいという人がいたら、その人の考えはわたしと正反対である。
いつか粗大ゴミになってしまうでっかいおもちゃと、あの世にまで持って行ける思い出と、どっちに重きをおくかって、こりゃ価値観や人生観の相違だな。
旅行の費用というのは数字だけではなく、費用対効果で考えるべきだというのがわたしの信念なので、100万円かけても200万円の楽しみを得た旅行なら、わたしはなにも文句をいうつもりがない。
明日からしばらく、インスタントラーメンだけで生活すればいいだけの話ではないか。
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