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2013年4月17日 (水)

ロシアの旅/絶滅危惧種

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日本でも下町や農村にあった個人商店が絶滅寸前であるように、いまや先進国のロシアでは、こういう人間味のある市場はとうぜんながら絶滅危惧種である。
クレムリンや大聖堂はまだしばらく絶滅しないだろうけど、市場は早いとこ見ておかないとそのうち見られなくなってしまうだろう。
モスクワのかほりクンも、サンクトペテルブルクのリーザ嬢も、新しい人たちはみんな近代的なデパートやスーパーが好きなのだ。
そういうことで、このブログは滅びゆくものへの挽歌なのである。

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話がたいそうな方向に脱線しかかっているけど、ひとつだけお断りしておく。
この日は土曜日だったからいいけど、同好の士がもしいて、オレ (もしくはアタシ) も行ってみたいと思った場合、ウィークデイにはこのベラルーシ駅市場は営業していないかもしれないから要注意だ。

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写真を撮るについてはべつに問題はなかった。
ある店で太ったおじさんに写真イイデスカと訊いてみた。
ちょっとコワそうなおじさんだったけど、うーむとうなづく。
撮った写真を見せると、ちょっと待てといい、自分の後ろにあった店のポスターが傾いていたのをまっすぐに直して、もう1枚と要求する。
写真を2枚ならべたのは、傾いた後ろのポスターを直すまえ (左) と直したあと (右) のもの。
コワそうだけど、なかなかおもしろい人なのだ。

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