ロシアの旅/メトロに乗る
明日は帰国という日だけど、ひとつ空港までどうやって行ったらいいか、下調べをしておくことにした。
帰りはMさん夫妻もかほりクンもアテにはできず、わたしひとりで空港まで行かなければならないかもしれない。
はじめての外国へひとりで出かけた場合、あらかじめ空港まで行く手順を知っておくことは何かとためになるものなのだ。
イスタンブールでもそうしたおかげで、わたしはスムースに帰ってくることができたのである。
ガイドブックを参照すると、モスクワ市内から空港までは、サヴョーロフ駅から直行のアエロエクスプレスが出ているとある。
地図をみたらサヴョーロフ駅というのは、例の舌をかみそうなツヴェトノイ・プリヴァール駅からふたつ先の駅だった。
今日は夕方までかほりクンとのデイトはなしだから、空港まで行く時間はなくてもサヴョーロフ駅ぐらいなら行ってこれるだろう。
この駅でどうやったら空港までの列車の切符が買えるのか確認しておくことにした。
じつはこれはガイドブックの間違いだったようだ。
新しいガイドブックではアエロエクスプレスは、ベラルーシという駅が起点になっていた。
あとになってそのことがわかったのだけど、最初からわかっていればサヴョーロフ駅に行ってみる必要はなかったのに。
それはともかくとして、舌をかみそうなツヴェトノイなんとか駅までは、近道を使ってホテルから徒歩10分だ。
メトロのチケットの買い方はわかっている。
ホームで表示板をながめて、サヴョーロフ駅方向の列車に乗り込んだ。
・・・・・つもりだった。
ふたつ先の駅で下車してホームで駅名を確認してみたら、名前がちがっていた。
こうなるともうわからない。
駅の外に出てみようかと考えたけど、地下で方向感覚がわからなくなっているから、うっかり出るとますますわからなくなる恐れがある。
どうしようかと迷ったあげく、けっきょくそのまま反対方向のメトロに乗ってもどってきてしまった。
いったいどうなってんだと、いまでも悩んでしまうけど、モスクワのメトロはそう簡単なものではないらしい。
ツヴェトノイ駅まで無事にもどってきてから考えた。
まだ時間はたっぷりある。
ここからサヴョーロフ駅まで、歩いたってせいぜい2キロぐらいのはずだから、徒歩で行ってみるほうがまちがいがないかもしれない。
地上なら方向感覚には自信はあるし、もともと歩くのは好きなのだ。
写真はサンクトペテルブルクのものも混じっているけど、ロシアのメトロのようすで、6番目の写真は日本でも増えている転落防止用の隔壁つき駅。
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