ロシアの旅/レイナちゃん
もういいかげんにさらせという声が聞こえないでもないけど、まだ終わりません、このブログのロシア紀行。
そろそろこっちも飽きてきて、さっさと終わらせたいんだけどね。
モスクワの格安ホテルのパンク娘にゴマをすろうと、サンクトペテルブルクで安物のネックレスを買ってきた。
ふたたびホテル・カレトニードボルにもどったとき、コレといって差し出して、そしらぬふうで部屋にもどる。
最初にこのホテルに到着したとき、パンク娘のレイナとはべつの、黒いボディコンの娘が座っていたけど、彼女を見たのは当初の2日ぐらいで、その後はずっとレイナがひとりでフロント業務を仕切っていた。
しかも夜中の0時すぎにもまだ起きてパソコンをにらんでいたから、仕事はけっこうハードだし、見かけによらずまじめな娘らしい。
彼女がパンクだったのは最初に見たときだけで、その後は白いブラウスだったり、黒いボディコンだったり、派手目なところはあっても、いちおうまともといえる格好をしている。
鼻ピアスだけはそのままだ。
でも鼻ピアスだけでパンクと決めつけるのは、すでにまちがった考えかもしれない。
わたしは日本に帰国するさいの飛行機で、若い欧米人の娘ととなりあった。
ジーンズをはいた学生ふうの、わりあいまじめそうな娘だったけど、彼女も鼻にピアスをつけていた。
ちょっとどっきりさせられるけど、鼻ピアスやタトゥーは欧米ではもうふつうにみられるファッションなのかもしれないのである。
ネックレスを上げたんだから、もういいのではないかと、おじさんカメラマンはレイナちゃんに積極的に迫ってしまうのであった。
で、どうなったのか。
ドラゴンタトゥーのパンク娘は、あれよあれよという間に中年男のダニエル・クレイグとうらやましい関係になってしまうけど、あれは映画の話である。
現実にはそうかんたんに女の子と親密な関係になれるものではないということをつくづくと知らされたのでありました。
後日、レイナがわたしのやったネックレスをしているのを見つけたから、おっ、いい首輪してるじゃんと手をのばすと、彼女はガハハと笑って体をくねらせた。
そのおりに撮った写真がコレである。
なかなか可愛いところのある娘ではないか。
日本に帰国後にメールで写真を送ってやったら、型通りの返事がきた。
どうも自動返信システムによる返事だったらしいから、写真がちゃんと彼女に渡ったかどうかわからない。
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