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2013年4月21日 (日)

ロシアの旅/旅の終わり

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幸運につきまとわれた旅の終わりだ。
わたしはかほりクン母娘につきそわれて空港に向かった。
空港にはMさん夫妻がすでに搭乗手続きを終えて待っていた。

わたしは搭乗手続きのために10人ぐらいの行列にならんだけど、このていどでは行列とはいえない。
搭乗券はすぐにもらえ、かんたんすぎて拍子抜けするほどだった (ちなみに現在のアエロフロートはEチケットを導入している)。
出国審査もあっという間にすんだ。

これは帰りだけではなく、モスクワに到着したときもそうで、入国審査もあっという間に終わった。
ガイドブックによるとロシアの空港は最悪と書かれたものもあるけど、新しい空港が完成したばかりのせいかどうか、わたしの場合まったく問題はなかった。
あんまりスムースにいって気持ちわるいくらいである。

ここまでにさんざん、ロシアはすべからく観光客のために、家にいてパソコンを操作するだけで手続きがすんでしまうような容易な入国制度 (アメリのESTAみたいな) をつくるべきであると提言してきたけど、おそまきながらロシアのグローバル化は着実に進行しているようだ。

別れぎわのかほりクンはまたクール・ビューティにもどった感じである。
なにを考えているのかさっぱりわからない。
父親の代用品だった日本人と別れるのがツライと思っていたのかもしれないし、あー、やっとこのおじさんから解放されるとさわやかな気分だったのかもしれない。
どっちにしたって2度とこのおじさんと会うことはないと思っていただろう。
しかしわたしのほうはなんとかしてロシアに再チャレンジしたいと考えているのだ。
それはけっして生きた美少女に再会したいからという理由ばかりじゃない。
ロシアに美女、美少女の類は多い。
わたしはトレチャコフ美術館に飾られた額の中の 「ロプヒナ」 や 「忘れえぬ人」 にもういちど会いたいと思っているのである。

帰りの飛行機から雲海をながめる。
この雲の下に、わたしに対してやさしいこころづかいを示してくれた人がたくさん住んでいる。
成層圏から地球をながめてみると、偏屈なナショナリズムがいかに無意味なものであるかと、偏屈の見本のようなわたしでさえ気がつく。
さよなら、ロシア。

 ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤ ❤
これでわたしのロシア紀行は終わりである。
もういいかげんにさらせと思いつつ、それでもついついわたしのブログを読み続けてきてしまったアナタ。
あなたの不撓不屈の精神は、酷寒の地で、長い陰惨な歴史に耐えてきたロシアの民衆に通じるものがある (と思う)。

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コメント

無事の帰国おかえりなさいお疲れ様でした。
ロシアの旅、感慨深く癒やされた旅だったこととブログのコメント又画像より感じている
しょせいですヨ。いつか日本国内の旅を私も
人真似でもいい、夢ですが・・・!?

投稿: こって牛 | 2013年4月21日 (日) 21時03分

あなたが独身であるならば、そして人生の後半を迎えているならば
そうですな。
たまには旅行に出かけて人生をふりかえってみるのも。

投稿: 酔いどれ李白 | 2013年4月22日 (月) 05時06分

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