ロシアの旅/メトロ
メトロに乗るとき、かほりクンばかりにチケットを買わせていたのでは、勉強にならないから自分で買ってみた。
買い方はかんたんだ。
自動券売機の右側にボタンがいくつか並んでいる。
1回きり使用ならいちばん上、2回の回数券なら2番目のボタンを押す。
すると料金が表示されるので、その金額を投入(1回なら28Pだ)。
すると取り出し口に赤いランプがついて、カード型のチケットとお釣りが出てくるけれど、出てくるのが日本人の基準ではちと遅いから、アセらずに待つこと。
取り出し口が大きいので、こまかいつり銭がじゃらじゃら出てくると、いっぺんでつかむのはむずかしいから、手袋をはずして待つこと。
自動券売機だとロシア語が不要だから、わたしみたいにロシア語のわからない人間にははなはだ便利。
改札を入るとき、購入したカード型チケットを認証機にぺたんと押し付けるところはSUICAと同じだ。
1枚目と2枚目の画像はメトロのカード型チケットの裏とおもて。
チケットは入るときだけ必要で、出るときはもう要らないから捨ててしまっていい。
記念にもらっておく手もあるけど、わたしの場合ポケットに使用済みのカードがたまってしまい、あとでまだ使えるカードがどれだかわからなくなってしまったことがある。
そういう場合は駅の構内に、使用済みかそうでないかを確認するための機械も置いてある。
メトロの便数はとっても多い。
昼間の山手線とほとんど変わらないくらい、つぎからつぎへと列車が入ってくる。
これなら渋滞する地上よりメトロのほうがずっと便利である。
車両はいろいろで、汚い列車もあればけっこうきれいな新型車両もあった。
モスクワのメトロは地下が深い。
メトロの性格上、線路が平面で交差できないから、路線が複雑になると、線路がどんどん深くなるのはとうぜんだ。
そればかりではなく、核戦争にそなえたシェルターという説もある。
なにしろモスクワのメトロは米ソ冷戦のころからあるのだから。
この点では中国の地下鉄も同じだけど、上海なんぞでは地下駅はそのうち大衆スーパーになり、現在では全部ぶっこわされてモダーンなショッピングモールになってしまった。
どっちがいいかわからないけど、中華民族は決断が速いというか、節制がないというか。
路線図をみると、線路は行先によって色分けしてあるからわかりやすい。
と思うのがシロートのあさはかさ。
これならひとりでも乗れると自信満々のわたしは、ある日、ひとりでメトロに挑戦してみた。
そのてんまつはもうすこしあとで報告しよう。
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