口だし
崎山湾への旅では参加者全員が自由行動というスタンスでいくことにしたので、他人のやることに口は出さない。
とはいうものの、メンバーの中には初めて先島 (八重山諸島) へ行く者もおり、その人はあれも見たいこれも見たいと、めちゃくちゃ欲張ったスケジュールを組んでいるようである。
そんなことはやめなさいというと、他人に口をさしはさむことになってしまう。
こういうときブログは便利だ。
どうせやっこさんもこれを読んでいるに決まっているから、面と向かわずに、さりげなく口をはさむことができる。
この知り合いは石垣島から西表島、小浜島、竹富島、そして鳩間島までみんな見てくるつもりらしい。
これらの島はみんな近距離にあるから、今回の日程 (4泊5日) でそれは不可能じゃないけど、あまり感心しない。
これではたんに表面をなぞるだけのパックツアーになってしまう。
西表島、石垣島の観光だけで、それぞれ1日はたっぷりかかるし、ほかに小さな竹富島でさえじっくり見れば半日はかかる。
30年まえの旅は6泊7日で、もっともこのときはダイビング目的だったんだけど、わたしは西表島と竹富島を見物しただけで、石垣島は飛行場と港のあいだを往復しただけだった。
その後石垣島を再訪したけど、このときは石垣島だけで完全に2日がつぶれた。
そのかわり島を車で一周して、マングローブの林の奥ではトビハゼやシオマネキと遊んだり、サンゴ礁の海でシュノーケリングをしたりした。
ま、わたしのやり方を無理に薦めるわけじゃないけど、欲張らないでもうすこし腰を落ちつけた旅をしたほうがいい。
竹富島だけは見ておいたほうがいい。
赤瓦の屋根に乗ったシーサーの素朴な愛らしさにノックダウンさせられること請け合いだ。
そしてあまった時間は、もちろん泡盛を呑むためにとっておいたほうがいい。
オワカリかな。
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