競馬で儲ける
三浦サンが80歳でエベレスト登頂だってことだけど、だからどうしたのっていうしかない。
わたしがひとりでロシアを旅してきたぞとイバっても誰も感心しないのといっしょ。
それより競馬で1億4千万円儲けたって人が、脱税をしたとかしないとかっていうハナシのほうがおもしろい。
金銭にはわりあい淡白なわたしだけど、ええ、競馬ってそんなに儲かるのってなモン。
この新聞記事の主人公さんは、過去のデータを徹底的に分析し、自分なりの予想ソフトを作って、3年間で30億円の払い戻しを受けたのだそうだ。
そんなソフトがありうるのか。
JRAもまっ青ではないか。
わたしも部屋にひきこもって、データを集めたり分析したりするのが偏執狂的に好きだから、競馬で合法的に金儲けをするのにむいているかもしれない。
何億という金額に目がくらんだわたしは、新聞記事をよくよく読んでみた。
この記事の主人公さんは、2007~09年に28億7千万円を競馬につぎこみ、30億円余りの払戻金を受け、約1億4千万円の利益を出したのに、税務申告を怠ったのだという。
どこまでが経費になるのかなんて論争はこのさい無視するとして、いまどきこんな利率のいい金融商品があるだろうか。
もっともこの儲けの中から5千万円は税金でもっていかれるらしいし、それを引いた利益から利率を計算すると、けっしてべらぼうにおどろくほどのものでもないけど、それでも欲ボケしたわたしにはおどろくべきニュースである。
さっそくマネしようかなんて考えた。
でもねえ。
わたしの知り合いにも競馬狂だった人がいて、損をしない程度でいいのなら、結果をプラスにするのはそれほどむずかしくないという。
だからやってみる価値はあるかもしれないけど、そのためにはおそらく朝から晩まで競馬のデータをとっていなくちゃいけないだろう。
自分の好きなことなら熱中するわたしだけど、あいにく競馬に興味はないから、これはシンドイ。
だいたい何億なんて金を競馬につぎこむくらいなら、そんな金があるくらいなら、その金で世界中を旅して歩くほうがいい。
ささやかにつぎこんで小遣いていどにに儲けるなんざ、短気なわたしにはムリ、ムリ。
今夜も仕事そっちのけでまた金にならないことに熱中して。
やっぱりダメだな。 金儲けの才はまったくないみたいだな。
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