八重山行き/ヨタ話の3
ダーウィンは 「ビーグル号航海記」 の中で、サンゴ礁の成り立ちについての考察をしている。
考えてみればサンゴ礁がどうやってできたのか、これも不思議である。
いやいや、サンゴ礁が小さなサンゴ虫によって築かれたことぐらいは誰でも知ってることだ。
不思議というのはこういうことである。
サンゴ礁というと、いちばんよく頭にうかぶのは、島や陸地からすこしはなれた沖合に、ずうっと壁のように連なっているものである。
オーストラリアにあるグレートバリア・リーフが有名だ。
沖縄あたりでも陸地からへだたった場所に白波がたっているのを見ることができる。
またきれいなリング状になったサンゴ礁もある。
まん中に島があるわけでもないのに、ぐるりと環状になったサンゴ礁はどうしてできたのだろう。
ダーウィンの見解によると、サンゴ虫というのは深海では生きていけないそうである。
だからサンゴ礁はあるていど浅いところに土台があって、それにとりついたサンゴ虫が、何千年、何万年もかけて足場をすこしづつ拡張していったものということになる。
サンゴ虫が長年の歳月をかけてせっせと作ったものなら、ふつうは陸地から放射状にひろがっていくと考えるほうが妥当ではないか。
どうして陸地からすこし離れた場所にあるのか。
ダーウィンはその理由について、陸地の沈降をあげている。
最初は陸地からのびていったものが、陸地が沈んで取り残されたというんだけど、しろうとのわたしにはなんか納得しにくい理由である。
早い話が、沖合にサンゴ礁がある島は、たとえば沖縄やオーストラリアも沈んでいるのかしらということになる。
リング状のサンゴ礁については、土台になったのは海底火山の噴火口じゃないかという説もあって、これはわたしでも思いついたけど、火山が土台ならそのうちのいくつかは今でも煙ぐらい出ていそうなものだ。
うーむと考える。
もともとは陸地からのびていく。
なんらかの理由で、外洋に面した外側の部分のほうが成長が早い。
そのうち陸地のほうがじわじわと沈降する。
やがて現在のような形態のサンゴ礁ができあがる。
こんな理屈をひねりだして、自分なりにダーウィンの理論を理解するのに2、3日かかった。
もちろん陸地は沈降するばかりじゃなく、隆起しているところもあるはずだけど、そういうところではサンゴ虫は死滅してしまうから、そもそもサンゴ礁は存在しない。
ってことでいいんじゃないか。
ここにかかげた画像はモルジブのものだけど、ここもかっては小さな小島が乱立するところだったらしい。
わたしは専門の科学者じゃないし、原因を究明したっていくらかもらえるわけでもなさそうだから、この話もヨタ話で終わりにしておこう。
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