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2013年7月10日 (水)

八重山行き/ヨタ話の2

陸上の動物だって昆虫まで含めれば、そのかたちの多様性はそうとうのものがあるけど、海の中の動物にはとてもかなわない。
タツノオトシゴという動物がいる。
なんの知識もなしにこれを見て、これが魚だと言い当てられる人がどれだけいるだろう。
岩礁にはフジツボだとかカメノテなんて、岩だか貝だかわからないものがくっついているけど、これはなんの仲間だろう。
これはじつはエビやカニの仲間で、だから味噌汁にいれるとカニと同じダシが取れるなんて信じられるだろうか。

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添付した画像は2枚とも、オレだってタツノオトシゴだいという動物。

海の動物の中にはどうみても植物としか見えないものがいる。
たとえばシロガヤなんて羊歯の葉にそっくりだ。
しかも根っこがあって海底の岩の上に生えているのだ。
動物のくせに移動もできないという不便な生きものなのだ。

海中の岩の表面に生えていて、小さな花にしか見えないイバラカンザシなんて、本物の花よりきれいである。
サンゴの仲間かと思ったら、これは釣りのエサにする、あの気色わるいゴカイの親戚だそうだ。
ほかにもサンゴ礁を彩るソフトコーラルの仲間も、むかしの人はみんな植物だと思っていた。

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このように海の生きもののかたちの複雑怪奇なこと、ユニークなこと、好奇心の旺盛な人にとっちゃたまらないくらい、海の中というのはおもしろいところなのだ。

先日のBS 「ワイルドライフ」 を観ていたら、南米にすむハキリアリという昆虫が出てきた。
このアリは木の葉をきざみ、巣の中で食用の菌類を栽培することで知られている。
つまりアリのくせに、感心なことに農業をするのである。
海の中にも農業をするものがいないかと考えてみた。

サンゴというのは動物だけど、体内に光合成をする褐虫藻を共生させて食べ物を自家製造しているから、これは農業のいち形態といっていいかもしれない。
もともとサンゴ礁というのは貧栄養で、魚たちにとって生きにくい環境であるにもかかわらず、おびただしい魚が繁栄しているのは、サンゴのこの農業によるところが大きいという。
バカにはできないのである。

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