個人ノ情報
今回にかぎった話じゃないけど、先日うっかりしてわけのわからないものをダウンロードしたら、それからパソコン画面にしょっちゅう沖縄旅行の広告が表示されるようになった。
わたしがどんなことに興味をもっているか、それを探知する機能が組み込まれちゃったらしい。
旅行会社にしてもメーカーにしても、顧客の好みを知るのは大切なことだから、こういうスパイ・ソフトが流行るのはわかるけど、これだって個人情報の流出だ。
早い話が、昨夜 YouTube でいやらしい映像を探していて、はっと気がついた。
わたしがなにかの犯罪にまきこまれた場合、警察はこの情報をもちだして、えっ、女をうしろから襲ったのはおまえだろうなんてことをいいださないともかぎらない。
いまはアメリカへの渡航認証なんかもネットで手続きがすむ時代だ。
スノーデン君がバラさなくっても、わたしの個人情報がそのままFBIやCIAに直行しちゃってることは百も承知だ。
グーグルが世界中の道路をストリートビューで観られるようにしようという壮大な野望をもっているように、米国も世界中のありとあらゆる人間のデータベースを構築しようとしているのだ。
だからアメリカに渡航しようという人は、カモがネギをしょって行くようなものである。
かってのソ連もやってくる外国人の電話をひとつ残らず盗聴していたという。
盗聴はしたものの、翻訳と分析が追いつかず、ようやく疑わしい人物をつきとめたころには当人はとっくに帰国してしまっていたのだそうだ。
ま、当時は人間の手作業の時代だったからねえ。
しかし現在はコンピューターの時代だ。
膨大な情報を瞬時に解析できる時代なのだ。
パソコン先進国のアメリカが、これを防諜に役立てないと思うほうがおかしい。
もとCIA職員が暴露したことなんて、まともな人なら「ヤッパリ」ってなもんだ。
日本も盗聴されていたらしいけど、政府も外務省も抗議をしないのは、日米安保の関係や日ごろお世話になっているからじゃなく、そんなことは誰もが知っていることだからだ。
オバマ君が騒ぐのもわざとらしい。
あいかわらずしようもないことを書いてやがるなという人がいるかもしれない。
わたしがここで書いたことは誰でも知っていることかもしれない。
そうだとすれば日本国民の意識もなかなかのものがあるのだが、まだまだわたしの周辺にも、個人情報の守秘義務がどうのこうのとネゴトをこいている人がいるので困ってしまうのである。
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