姑息
消費税を上げるか据え置くかって問題じゃ、安倍クンが占い師に相談するんじゃないかと心配だけど、シリア問題は気が楽だ。
こちらは、とにかくアメリカに追従していればいいのである。
こういう問題ばかりなら総理が神経を病むことはけっしてない。
めでたしめでたし。
横浜のほうで教育委員会がまた教科書 (配付された副読本) にいちゃもんをつけていた。
毎度のことだけど、関東大震災のとき朝鮮人虐殺があったのを、「虐殺」 は小中学生に有害な言葉だから 「殺害」 に変えろってことらしい。
これってねつ造じゃないか。
ごまかしじゃないか。
わたしはわりあい右翼っぽい発言をしているみたいだけど、真実を知ってほしいと思っているだけで、インチキをしてそれをごまかそうとは思ってない。
南京で虐殺があったことも認めていて、ただその数字や背景、戦時の人間心理などを冷静に考えてほしいといってるだけである。
いま読んでいるポール・セローの旅行記では、インドの寺院でヤギの首が切り落とされ、それを子供たちが見ているという描写がある。
子供たちはさまざまなものを見て育つ。
ひとかけらの言葉に目かくしするよりも、そんな姑息な方法が子供たちのためになっていると信じる偽善のほうがよっぽど危険じゃないか。
関東大震災のとき朝鮮人虐殺があったこともまちがいない。
それに対して、そんなものはなかった、あったことはあったけど表現が気にくわないと文句をいうのはやりすぎだと思う。
え? ワタシ、もちろん工藤美代子さんの本も読んでますけどね (SAPIOで)。
どうも総理が右傾化しちゃうと、この国には大喜びでそれに追従しちゃう人が多いようだ。
そういうアホとわたしをいっしょにしないでくれる?
| 固定リンク | 0
コメント