1面トップ
新聞の1面トップに 「原発事故全員不起訴へ」 という見出し。
不起訴へということは、いちどは起訴されたということだから、全員というのはどんな人たちだいと記事を読んでみたら、東電幹部だけじゃなく、菅もと首相までいるのにおどろいた。
わたしは菅クンに義理も恩義もないけれど、そりゃ無理でしょ。
また世間には怒り狂っちゃう人がいるかもしれないけど、日本は法治国家だから、いまいましいとか、市民運動上がりはキライだという感情だけで、人を罪に落とすわけにはいかないんだよね。
大震災が起こるまえに、50メートルの高さの鉄壁防波堤を造りたいから電気料金を値上げしますといったら、たいていの人がそんな無駄遣いをしてと反対したんじゃないだろうか。
みんな同じ穴のムジナじゃん。
同じ1面にもと法制局長官という人が、法治や平和主義の観点から批判記事。
なにを批判しているかっていうと、つい最近交代した法制局のトップが、安倍クンの走狗となって憲法解釈を変えるんじゃないかということ。
でも、もと長官さんの意見は、けっきょく個人の信条のひとつにすぎないよね、それもいささか時代錯誤の。
現在は、これまで通りに自分のカラに閉じこもっているほうがいいか、いやいや、これからはどんどん国際貢献に出ていくべきだ、というふたつの考えがせめぎあっている状態だ。
どちらにも言い分があって、どっちがいいとかんたんに結論を出せる問題じゃない。
大半の世間の人は、閉じこもっていればこれまで通り平和が保てると思っているらしいけど、いいのかねえ、時代に取り残される一方で。
| 固定リンク | 0
「(朝日)新聞より」カテゴリの記事
- ネット朝日(2024.07.12)
- 有料記事(2023.06.05)
- 朝日の世論調査(2020.09.04)
- 朝日新聞に感謝しよう(2020.06.04)
- ウチの新聞(2020.04.02)
コメント