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2013年8月20日 (火)

はだしのゲン

中沢なんとかさんの 「はだしのゲン」 を有害図書に指定したの、それがケシカランのとちょっとした騒ぎだ。
どうもこの世間には、なんでもかんでも臭いものにフタという人たちがいるようだ。
子供たちに見せたくないなら、ほかにもっと問題マンガはいくらでもあるだろうに。

じつはわたしは、べつの観点からこのマンガが好きじゃない。
漫画家くずれの重箱のすみをつっつくようないちゃもんに聞こえるかもしれないけど、絵がキライ。
アニメでもなんでも、なにかを訴えようとするなら、まず絵そのものも個性的であってほしい (しりあがり寿さんの絵みたく)。

絵がつまらないと、作品を見ようという気もおきないから、このマンガをじっくりながめたことがいちどもない。
ただ、これはまったくわたしの個人的な好みの問題なので、世間さまがそう思わなくってもいっこうかまわない。
“個性” と “主張” を両立させられる作家なんて、そんなにたくさんいるわけじゃないので、こんなキビシイ要求をしていたら、話はなんにも進まないし。

それじゃあおまえは原爆の悲惨さに目をつぶるのかといわれてしまいそう。
そんなことはない。
わたしは海上自衛隊にいたころ、呉の江田島に8カ月ほど暮らしたことがあって、広島の原爆資料館にも何度か出かけたことがある。
皮膚が焼けて垂れ下がった人など、目をおおいたくなるような写真も見た。
現実は、たぶん 「はだしのゲン」 より何倍も悲惨だった。

でもそんなことをいったって、わざわざ広島まで見学に行ける人ばかりじゃないだろう。
このマンガを通じて原爆の悲惨さを知った人がいてもかまわない。
絵がキライというのは、あくまでわたしの閉鎖的な個人的意見である。

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