水の中
防水カメラのテストで撮った近所の川の中の写真である。
水草の手前に魚が1匹写っている。
ちとさびしいけど、これが海なら水草はアマモかホンダワラだ。
そういう海草ならもっとにぎやかなはず。
アマモやホンダワラは、魚や甲殻類の子供たちにとって揺りかごみたいなものだから、小動物がたくさん住みついているのである。
子供たちが棲みつくと、それを食べようという不届きな輩も集まってくる。
だから海草のあいだというのは、食ったり食われたりという自然界の法則を写す小さな宇宙なのだ。
それなのに川の水草はそうではない。
散歩のたびに考えてしまうのは、なんで川には生きものが少ないのかということ。
モンガラカワハギやメガネモチウオが棲めとはいわないけど、そのへんの石にウニやイソギンチャクやヒトデがついていて、もっと生きもののバラエティーがあると写真を撮るのも楽しいのに。
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