疲れる
わたしのブログは反応のないのが特徴なんだけど、めずらしくときたま反応があるのが、2011年の10月に書いた 「衝突する宇宙」 という記事。
これはイマヌエル・ヴェルコフスキーってエセ学者の本について書いたものだけど、2年まえの記事なのにいまでもときどきコメントがつく。
たいていはこのエセ学者のエセ宇宙論に感動しちゃった人からのものだ。
ここ2、3日家をあけたら、またコメントがついていた。
あいかわらず曖昧模糊とした書きようで、本人にもゼッタイにわかってないと思われる難解なホームページのアドレスが並べてある。
それを読んでみれば、ヴェルコフスキーの主張の正しさがわかるってことらしいけど、アホらしい。
一例をあげると、このコメント氏はナショナル・ジオグラフィック (わたしもこの本のファンだ) の記事の、「重力による惑星形成の定説、見直し迫る」 という記事を取り上げて、それみろと大喜びだ。
ようするに惑星形成には、従来考えられてきたとべつの方法があるかもしれない、というだけのことなのに、ヴェルコフスキーの、金星は彗星が地球の引力に捉えられてできたものだという説に我田引水してしまうのである。
いっとくけど、このNG誌の記事は、系外惑星(わたしたちの太陽系よりも外にある太陽系の惑星) についての一学者の見解を報じたもので、ヴェルコフスキーとはなんの関係もないんだからね。
自分たちに都合のいい意見や見解はすぐさま取り入れ、ゴマンとある都合のわるい意見は全部無視という、こういう狂信的なバカに付き合っちゃいられんのだけど、寄せられたコメントに返事を書かないのもナンだから、つい返事を書いてしまう。
あー、疲れる。
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