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2013年10月 4日 (金)

東電にむらがる

あっちを叩けばこっちが顔を出す。
東電の現状はモグラ叩きの様相だ。
金は天下のまわりもの、水は大地のめぐりものってわけなので、放射能を含んだ水をせっせと貯めこんでいたら、日本の表面ぜんぶにタンクを設置しても追いつきゃしない。
ここはひとつ、古いものから順番に削除、つまり排水しちまおうなんて、パソコンのメール方式でも取らないことにゃ収まらない。

むかしのロシアでは原発の汚染水や、汚染された作業服なんぞはみんな日本海に廃棄していたそうだ。
1ミリシーベルトでも厳重に管理という日本の目のまえで、ロシアの船がそういうものをどばどばと放り投げているって図は、こりゃマンガだな。
いまでもそういうことをしてるかどうかしらないけど、たぶんやっていそうな気もするけど、このおおらかさがうらやましい。

今日の新聞によると、もはや救いようのないガン患者みたいな東電から、まだしゃあしゃあとして寄付金をもらっている自治体があるんだそうだ。
自治体にしてみれば、危険なものを引き受けたのは、もちろんそれが狙いということだろう。
なるほどね、ごもっともと、全体が困っても各部はおかまいなしっていうのは、どんなに財政がひっ迫しても担当省庁の予算はできるだけたくさん分捕ろうという大臣みたいで、これが日本的体質なんだよな。

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