原因究明
突発性痴ほう症ってのもあるかもしれない。
わたしが見たのは白昼の幻想だったのかもしれない。
最近はなんかそういうことが多いみたいで。
先日、川の中にたくさんのザリガニの死骸を発見して、なんだ、伝染病でも流行ってんのかと思ったものだけど、あれははたして現実なのか。
今日また確認に行ってみた。
夢でも間違いでもなかった。
やはりあちこちにザリガニの死骸が点々と。
いちばん多いのは東八道路にかかる御狩野橋から、水車小屋に近い飛橋にかけて。
このあたりは、人間が獲って捨てたにしては多すぎるくらい、ザリガニのホロコースト的惨状だ。
いったい原因はなんだろう。
だいたい、ほたるの里の田んぼの水路にザリガニが多いのは知っていたけど、野川の中にこんなにたくさんいるとは思っていなかった。
川になにか毒物でも流れこんだにしては、他の動物が死んでないのが不思議。
これはSFかオカルトだなと思いつつ、ずっと下流まで歩いてきたら、ある場所にザリガニの死骸がまとめて放置されていた。
これはどうみても人間のしわざである。
ひょっとするとホタルの幼虫に害をなすザリガニの、大規模な掃討作戦でもあったのかもしれない。
駆除したものの、戦争直後はいざしらず、いまどきの人はこの貴重なタンパク源を食べることを知らないから、もてあましていたずらに川の中に捨てたのかもしれない。
まだ納得できない部分もあるけれど、うん、原因はそんなところだろう。
なんにせよ、ザリガニにとっちゃ迷惑なハナシだ。
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