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2013年11月

2013年11月30日 (土)

ガチンコ勝負

日本と中国の防空識別圏がガチンコ勝負だ。
これはコワイ。
中国では伝統的に軍部の意向が強く、軍閥のむかしから軍隊は政府のいうことをすなおに聞かないところがあって、文民統制がちゃんと機能していると考えると大マチガイ。
先日もあちらの軍艦がこちらの自衛艦に火器管制レーダーを照射するなんて事件があったけど、その危険性を理解していれば、ぜったいにやってはいけないことである。
アメリカあたりなら、照射されたとたんにミサイルの5、6発もお返ししているところだ。
これはどうも、まだ最先端兵器になれていない中国の軍艦が、ためしにやったらどうなるかなんて安易な発想のもとにやっちまったにちがいない。

中国の立場になってみれば、自分たちがまだ途上国だった時分に、勝手にここまでがオレんちの領分だなんて宣言されておもしろいはずがない。
それがようやく米国に伍する大国になったとすれば、強引に権利を主張するようにもなっても不思議じゃない。
文民はそうそう性急にはことを運ばないかもしれないけど、実力を過信するのは軍隊の伝統で (かっての日本軍をみよ)、政府の意向おかまいなしにやっちまってもおかしくない。
これじゃいつ本物のガチンコ勝負になるかわからない。
コワイ、コワイ。

わたしは歴史をかじったことがあるので、三陸海岸に何度も大津波がやってきていることを知っていた。
監視カメラがくまなく配置された現代にあって、いつかは本物の大津波の映像を観ることになるのではないかと思っていたら、不謹慎な言い方だけどそれが実現してしまった。
さて、おたちあい。
わたしは戦後の生まれなので、日本が当事者になる戦争を見たことがない。
ひょっとすると残りの人生のうちで、こんどはそれを見ることになるかもしれない。

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2013年11月29日 (金)

映画評

金曜日の夕刊は映画の特集で、映画の宣伝や批評がたくさん載っている。
土曜・日曜に映画でも観ようか、でもナニを観ればいいのかと迷う人に読んでもらおうという魂胆だろう。
しかし新聞に載っている映画評はたいていアテにならないから要注意だ。
封切したばかりの映画をめちゃくちゃにけなすわけにいかないんだろうけど、めちゃくちゃにけなされて当然の映画が多い昨今では、批評を読むのにも、けなしたいけどそうはできないという批評家の苦心の文章のウラを読み取る努力が必要だ。

ジャーナリストの沢木耕太郎サンが、なんとかいう米国映画について書いていた。
沢木サンは作家としても知られているから、こういう人の批評は正確ではないかと思わせられるところがコワイ。
でもいまどきの米国映画だからなあ。
観るまえからもう、どうせがっかりするんだろうという予感。
わたしの予感はなかなかよく当たるのだ。
でもわたしみたいにハッキリものをいう人間には、映画の批評依頼はけっしてこないのである。
映画についてひじょうにキビシイわたしの姿勢もいけないのかもしれないけど。

夕刊に載っていた映画評の中では、AKB出身の前田敦子チャンを主演にした映画がおもしろい(かもしれない)。
なんでも田舎で、ひきこもりぎみにだらしなく生きる女の子を描いたものだそうだ。
こういう映画だと、もう観るまえからおもしろそうと思ってしまう。

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2013年11月28日 (木)

オソロシイ

昨日の夜の殺人者が、今日の昼にはもう身柄を確保されていた。
八丈島まで高飛びすれば捕まらないだろうと考えたのかもしれないけど、船が港に着いたとき、そこにはすでに警察がお待ちしていたということだ。
オソロシイ。
いえ、殺人じゃなく、現代の監視社会。
警察は防犯カメラの映像を追うだけで、アッという間に、完璧に犯人の逃走経路をたどれるらしい。
これは、たとえばわたしが日曜日に街へ出て、どこかの人妻と不倫をして(ありえないか)、どこかのホテルにしけこんだとしても、警察にはその足どりを忠実にたどれるということだ。

個人情報を守れなんて主張する人がいまでもいるけど、こんな社会では、それは子供のネゴトのように聞こえてしまう。

関係ないけど、先日知り合いの結婚式に参列して、目下そのビデオ映画を制作中。
ブログに手抜きがあるかもしれません。

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2013年11月27日 (水)

特定秘密保護法案

ウチの新聞 (朝日) は特定秘密保護法案に猛反対だったけど、けっきょく押し切られてしまったようだ。
でもこれは、民主的な選挙で政治を委託された政党が決めたことなんで、国会と民主主義がちゃんと機能してるってことの証明じゃないか。
ウチの新聞の言い分を聞かないと独裁政治ってことになるのかしら。

それにしてもまともに考えてみれば、こんなに多数の国民が反対するに決まっていて、ヘタすりゃ国論を二分するかって法案を、なんで政府は持ち出したのだろう。
ウチの新聞にかぎらないけど、これが戦前の治安維持法につながるという疑惑は誰でも思いつく。
それなのに与党のみならず、公明党はむろんのこと、維新やみんなの党まで賛成にまわるってのはどういうことだろう。
このあたりがウチの新聞を読んでいるだけじゃよくわからない。

新聞をもうすこしよく読むと、つまり米国と秘密を共有したいかららしい。
共有するってことになると、やはり日本みたいに秘密にルーズじゃ困りますって米国から苦情がくる。
どうしても秘密が欲しい安倍クンは、ゴモットモってわけで、特定秘密保護法案なるものをひねくり出す。

この法律で日本からスノーデン君を出さない魂胆らしいけど、ということは、これまで秘密を共有してなくて、それでも日本はノーテンキに平和をむさぼってきたわけでしょ。
いままでどおりでいじゃんと、考える人もすこしはいるかもしれない。
そのあたりをちいと考えてみた。

問題はやっぱり時代の変化だな。
アメリカがこれまで通り腕っぷしにモノをいわせて、誰にも文句をいわせない世界の警察であれば、日本はこれまで通り、やっこさんの下でトラの威を借りるポチ (イヌの名前) でよかった。
ところがそのトラもだいぶくたびれてきて、日本にとってはすぐとなり、新興の中国の台頭だ。
そんな中国が尖閣諸島はもともとオレのものなんていいだした。
そのうち沖縄もオレのものなんていいだすかもしれない。
現状はこれまで以上にトラの威を借りたいところなのに、アメリカはそれどころじゃない。

こういうとき日本の政治家ならどうすべきか。
やっぱり、なんのかんのといっても米国の袖にすがるしかないんじゃないか。
米国のおおせに従いますっていうしかないんじゃないか。
ようするに 「特定秘密保護法案」 も時代の変化が要求しているもので、なんでもかんでも歴史をひっぱり出して、またあんな時代が来るとおびえることが、正しいことなのかどうか。
わたしにはわからない。

現代はインターネットとパソコンやスマホなどの電子機器のおかげで、世界が70年前、80年前よりずっとせまくなっている時代だ。
戦前にくらべれば若者たちの世界観も大幅に変わっている。
日本にもういちど北朝鮮や、独裁者のいる途上国のような、軍国主義と極端な言論統制の時代がくるだろうか。
中国は言論統制の国だそうだけど、そんな国でさえ、あっちをふさげばこっちから漏れるって具合に、ネット社会を統制するのに苦労している。
共産主義に未来はないって言い切る党員でさえいる時代だ。
そんな時代の変化を認めず、いたずらに過去を持ち出す人ってのは、やっぱり頭の古い保守的な人なんじゃないだろうか。

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2013年11月23日 (土)

人生いろいろ

511a
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バリ島についてなにか書こうと思っているうち、それは早くも忘却の彼方ってことになった。
リゾートなんぞについて書いても仕方がないのだけど、この旅でひとつこころに残ったことを書いておこう。

今回の旅では、いつも相部屋になるO君が不参加だったために、N君という若い知り合いと相部屋になった。
これまで彼と親しく話した機会はあまりない。
しかし同じ部屋に寝泊まりしていてなにも話さないということは考えられないから、ついいろいろと世間話をした。

N君はわたしと同じく独身である。
しかし怠惰を絵に描いたようなわたしに比べると、彼は仕事しか趣味がないような人間で、すでに買い取りマンションを所有しているくらい、人生設計も堅実である。
おまけに若くてハンサムで、性格はおだやかで、体育会系だから体力もある。
体育会系といっても、大学進学のために勉強したことがあるそうで、少なくともわたしたちのあいだでは英語もいちばん達者だった。
こういう人間がなんで独身なのか。

N君の説明によると、彼は複雑な家庭に育ったらしく、高校を卒業するときはすでに家族はまわりにおらず、その後の人生は彼がひとりで切り開いてきたという。
彼が人生についてどう考えていたのかわからないけど、結婚をしない理由はそんな家庭環境にあるようだった。

ここでわたしは考える。
わたしも変人ということで親戚からつまはじきだ。
でも、どうして他人と同じ生き方をしなくちゃいけないのか。
家を持ち、家族を持ち、出世コースに乗って、おしまいにはしなびた老人になって家族の世話になるという、お定まりの生き方を指向しなければいけないのだろう。
人間いろいろ、人生いろいろ、この世の中には、複雑で悲しい人生を初めから選択せざるを得ない人間もいる。
もともとわたしは体育会系とはあまりソリが合わないんだけど、今回の旅でN君という人間に好感を持つようになった。

※写真はバリ島で見たもの。
バリ島はちょうどヒンドゥーのお祭りで、道路や海岸のいたるところにお供えものが。

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うーむ

都知事の猪瀬クンが5000万円もらったの、借りたのと、うちの新聞 (朝日) が大騒ぎだ。
右翼政治家・石原慎太郎への敵がい心が猪瀬クンにまで飛び火しちゃったみたいで、そのあたりまで勘ぐると、あいかわらずうちの新聞はおもしろい。

まあ、責任ある報道機関として、騒ぐのはけっこうだけど、中には誘致したばかりの五輪に影響があるかもなんて記事まで。
そりゃ、さぞかし国際オリンピック委員会もおどろくでしょ。
日本じゃ5000万円ぐらいで大騒ぎするのかって。
なにしろ五輪といえば、裏でワイロ、接待、ごますり、足の引っ張り合いが日常化しているところで、飛び交う大枚のスケールもケタ違い。
猪瀬クンごときで騒いでいりゃ、あいかわらず日本人はささいなことに潔癖であるなと、好感と尊敬の念をもたれて、将来の五輪誘致にもよい結果をもたらすかもしれない。

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2013年11月22日 (金)

ミニスカート

あいかわらず押入れの整理をしてるけど、こういうことはめったにやらないから、不用のモノがいろいろ出てくる。
お腹まわりがきゅうくつで、もう穿けなくなったズボンが何本か。
捨てるのもモッタイナイから誰か穿けそうな人間にあげてしまおうかと考える。

そう考えて、知り合い・友人の中から、わたしと体型の似ている人間を思い浮かべてみた。
おやおや。
トシもあるけど、わたしの世代はだいたいお腹が出ている。
わたしの仲間の中にわたしよりスリムな人間はぜんぜんいないじゃないか。
わたしに穿けないズボンが穿けるはずのない連中ばかりだ。
ということは仲間うちでわたしがいちばんスリムということか。
むふふと、いくらか自己満足があったことはさておいて。

押入れからジーンズのミニスカートが出てきた。
どこかの若い娘がなんらかの事情で、わたしの部屋でスカートを穿き替えていったらしい。
若い娘がスカートを穿き替えたとすると、そのあとどうなったのか、そうとうにむかしの話なので、さっぱり思い出せないんだけど、これってちょっとヤバいでしょ。
わたしがそのうち心臓かなんかやられて、ベッドでぽっくりいった場合、遺品の整理にあたるわたしの姪っ子たちが、へえ、おじさんには女装の趣味があったんだなんて思わないともかぎらない。
ことわっておくけど、わたしにはそういう趣味はないし、性同一性障害者でもないぞ。
ミニスカートは、断固としてゴミとして出す。
生きているうちに発見してよかった。

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2013年11月21日 (木)

違憲状態

今朝の新聞に 「衆院選・最高裁 『違憲状態』」 って大きな見出し。
この問題はしょっちゅう騒いでいるわりに、いつも結果が同じようなもので、そんなに騒ぐ問題かいという気がするけど。

一票の格差が、最多の千葉と最小の高知では3倍ちかい差があるんだそうだ。
でも地方の議席をけずって都市部にまわすような是正をしたって、高知の議員さんは嘆くだろうけど、千葉の議員さんは喜ぶんじゃないか。
何回裁判をやっても、与党野党ともゴモットモというだけで、なかなか本気にならないのは、こないだの選挙結果をいまさらゴタゴタいっても仕方がないというだけじゃなく、特定の政党だけに利のある是正でもなさそうだから、つまりどうでもいいやということかもしれない。

わたしも原則として、国会議員の全員か、あるいは巨大与党が不利益をこうむるような是正でないかぎり、どうでもいいやというスタンス。
同じ格差なら、もっと問題になってる所得格差のほうに関心があって、新聞の他の記事を読むのに忙ガシイのである。

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2013年11月20日 (水)

つれづれ

個人的な道楽だけど、バリ島のビデオが完成したのは今月の11日。
できあがったものを何度か繰り返し観ているうち、あっちこっち手直ししたくなる。
手直しするたびにバージョンアップとしてDVDに焼く。
そんなわけでバージョン2、3、4と進んで、目下5枚目まで来た。
こうなると偏執狂である。
そんなに凝ったって一文になるわけでもないし、せいぜい一緒に行った友人がよろこぶていど。
まったくアホなことをしてるなと思うけど、おかげでブログもそっちのけ。

ロシアで知り合ったサーシャ (アレクサンドル) 君からメールがきた。
またロシアに行く気なら、そろそろ計画を本気で練らないと。

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2013年11月19日 (火)

朝日と読売

秘密保護法案について、朝日新聞が猛烈な反対キャンペーンだ。
この法律が成立すると、明日にでも言論統制されて、軍国主義が復活するんじゃないかって勢いだ。
でも朝日新聞だからな。
あそこは反自民で有名だから、また針小棒大に騒いでんじゃないかって思われてしまうところが、気のドクだ。
読売新聞はどうなんだろう。
あっちじゃナベツネという代表取締役会長で主筆の偉いサンが、むかしから自民党と仲がいいので、こんな派手なキャンペーンはしてないんじゃないか。
読売を読む機会がないのでわからないけど。

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2013年11月18日 (月)

どうにもならない

なんとなくどうでもよくなって、生存意欲がぜんぜんわかないねえ。
世間にはあいかわらず、どうにかしてくれっていわれたってどうにもならないでしょと返事したくなることがらばかり。
いえ、わたし個人的にどうにもならないんじゃなくて、国家的にもどうにもならないことばかりで。

新聞にシリア内戦で、封鎖されている地域の子供たちが餓死の危機においこまれている、なんとかしてくれとのこと。
んなこといわれたって。
独裁者を排除すれば問題は解決すると考えていたのはむかしのこと。
あのへんの国では独裁者を排除すると、そのあとがよけい混乱するってことがわかって、すぐに正義をふりまわす米国でさえ腰がひけちゃった。
内戦なんかやめちまえばいいんだけど、どっちもどっちで、子供のことなんか顧みるよゆうがない。
目下のわたしも他人のことを考えるゆとりもないくらいの危機的状態ですからね。
ユニセフの要請を、あ、またかと聞き流してしまう自分がコワイ。

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2013年11月15日 (金)

色メガネつき

最初から色メガネつきで (つまり偏向した視点で) 新聞を読むのはイケナイことだっていわれてるけど、そうじゃない場合もある。
たとえば今日の新聞にマイケル・グリーンさんという米国人が寄稿していて、日本版NSCについていろいろゴタクを述べている。
NSCというのは国家安全保障会議のことで、いま日本でも安倍クンあたりが設立に熱心になっている政府機関のことだ。

グリーンさんがNSCを肯定することはもう最初から決まっている。
彼はこの方面の米国の関係者だから、まちがってもそんなもの必要アリマセンというわけがない。
だから彼の言い分にすなおに耳を傾けるのはキケンである。

これにかぎらない。
新聞にはよく識者の意見というものが載る。
そんな場合、その識者なる人の立場がどんなものかを知っておくことは必要だ。
それがわかれば意見の内容も、これはもう読まなくても見当がついてしまう。
わたしはNSCと、それからいま問題になっている特定秘密保護法案について、ここでは賛否をいわないけど、つまり最初から色メガネで見るのが必要な場合もあるってことだ。

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終活

510

今朝の新聞によると、宮内庁のほうでも 「終活 (お葬式の下準備)」 だそうだ。
まだ早計だけど、しんみりだねえ。
いろんな人がどんどん死んでいく。
わたしみたいな年配者になると、あらたに知り合った人よりも過去に知り合った人のほうがずっと多いから、必然的に死んでいく知人友人のほうが多いということになるのである。

あれやこれやと、先に死んだ人についていろいろ考える。
わたしの幼なじみは30代で病に倒れたけど、死に顔は死んでも死にきれないという苦渋に満ちたものだったそうだ。
そりゃそうだろうなあと思う。
彼には生まれたばかりの子供がいたのだ。
生まれたばかりの子供と奥さんと、年老いた母親を残して、これじゃいくらなんでも死にきれない。

そんな人間のことを考えるたびに罪の意識にさいなまれてしまう。
なんで、なんでわたしみたいな穀つぶしがこの歳まで生きてんのってことで。
いますぐ雷に撃たれて死んでも、わたしの場合は天罰とはいわないぞ。
生に未練なんかこれっぽちもないし、この歳まで生きただけでも、むしろ天の恵みとしかいえないじゃないか。
格差社会をめぐって不公平という人もいるけど、わたしが文句をいったら、お天道さまから叱られてしまいまする。

せめて自分が死んだあとは、誰からもさっさと忘れられたいもんだねえ。
葬儀もしなくていいし、お墓なんてとてもとても。
火葬にしたあとの骨は、棒でつっついて粉々にして、そのへんの川か山にぶん投げてもらえばケッコウ。
あの世でもわたしゃ、無名の亡者たちと荒地をさまよっているほうが気が楽だ。

あいかわらず後ろ向きだけど、こういう絶望的な人間もいるんだってことで、現世の若者たちがちっとでも励まされれば本望だ。
いまのわたしが社会に貢献できるとしたら、そのていどのものサ。 せいぜい。 フン!

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2013年11月14日 (木)

堕ちる

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もともとそういう傾向アリの人生だけど、ここんところ怠惰をきわめ尽くそうって勢いだ。
風邪をひいて何日も仕事を休んだら、もうどうでもよくなっちゃった。
なにをやっても楽しくないし、新聞読んでもおもしろくないし、ブログの更新にも熱が入らない。
堕ちるところまで堕ちたらどうなるかって、人体実験をしてるような毎日である。

家族を持ったり、家や車のローンをかかえた人ではこうはいかない。
そういう人はまわりの目もあるし、もう惰性で、機械的に毎日仕事に出るしかない。
ところがわたしの場合は家族もローンもなし、きわめてノーテンキな人生を送っているから、そんなせっぱつまった状況にない。
どうでもよくなると、とことんまでどうでもよくなっても、ぜんぜん困らないヒトなのである。

またひきこもってんじゃないかという人がいるかもしれないけど、先日は大勢集まった呑み会に参加してきた。
たまたま若いきれいな娘さんも参加していた。
しかも彼女と熱っぽく話す機会もあった。
話の内容は、まもなく結婚するその子の結婚式次第についてだったけど。

仕方がないから、わたしのゆいいつの生きがいといえる旅行について、あれやこれやと考えてウサを晴らしている(考えるだけならタダだ)。
目下のところはロシアの個人旅行についてだけど、これをぜんぶ自分でやろうとするとなかなかむずかしそう。
やっぱり徹底的に堕ち込むしかないみたい。

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2013年11月11日 (月)

ビデオ

調子のわるいプレミアを騙し騙し続けていたバリ島のビデオ編集がやっと終わった。
で、DVDに焼いて関係者に送ったんだけど、ハワイにいっしょに送ったことのあるO君にはまだ送ってなかった。
で、彼にも欲しいかとメールで訊いてみた。
さぞかしカリカリしてるんじゃなかろうか。

じつはバリ島で撮影に使ったカメラはO君のものである。
彼が好意で貸してくれたものなのに、それで作ったビデオを、欲しいかなんて。
こういうことをするから、最近のわたしはますます悪質に変人化していると思われてしまうんだよな。

でもこちらにはこちらの言い分がある。
いい機会だから弁解しておこう。

個人でビデオを作ると、とかく他人に見せたくなるものである。
でもたいていの場合、個人の趣味の域を出てない作品が多く、しかもやたらに長尺モノが多くて、見せられる他人にはハナハダ迷惑という場合が多い。

最近のわたしはそういうことをよくこころえているから、こちらから無理に相手に押し付けることをしない。
ましてO君は今回のバリ島には不参加だ。
他人が楽しそうに騒いでいるものを、わざわざ見たいと思わないかもしれないし、そんなものをわざわざこっちから押し付けることもないだろう。

こういう具合に、変人だといわれちゃいるけれど、わたしは自分なりに対外的には気を使っているし、やることにはそれなりに理由があるのである。

なんて書いているうち、彼から返事のメールがきた。
相手が見たいというなら、もちろんこっちとしても幸いだ。
四苦八苦して作ったビデオであるし、やっぱりどこか見てほしいという気持ちもあることはあるのである。

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2013年11月10日 (日)

今朝の新聞

朝いちで新聞を読んでいたら、社会面に 「匿名の悪意満載」 という記事。
脱原発を訴える市民団体などをねらったサイバー攻撃があきらかになったとのこと。
原発反対をさけぶ市民らに、大量のいやがらせメールが送りつけられているんだそうである。

うん、なんて卑劣な。
と思ったけど、ちょっと待て。
脱原発を訴える市民団体への攻撃だって?
いまどきの世相からすれば、むしろその逆で、原発推進派へのいやがらせのほうが多いんでないかい。

いまは原発推進を訴えるほうが勇気のいる時代だ。
だからリベラルとされる有名人なんか、みんな原発に反対だ。
ぼろくそにいわれる覚悟がなければ、とても原発を擁護しようって気にはなれない。
大量のいやがらせメールなんて、どっちもどっちじゃないか。
それなのにウチの新聞 (朝日新聞) を読むかぎり、いっぽうが一方的な被害者だ。
これでは偏向してるといわれても仕方がない。

毎度のことながら、つっこみどころが多くて、ほんとタノシイ。朝日新聞は。

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2013年11月 9日 (土)

昭和は遠く

今朝の新聞を読んでいたら、中国・山西省の爆破事件で、黒い車に乗っていた容疑者が拘束されたというニュースがあり、そこに「中国は全国に膨大な数の防犯カメラによる監視網を張りめぐらせて」 という文章があった。

さすがは強圧国家、やることがちがうねえと書こうと思ったけど、日本でも田園調布の女子中学生誘拐事件のニュースを読んでたら、犯人逮捕の決め手になったのが車両のナンバー自動読み取り装置だなんて記事が。
おそろしや。
現代の日本じゃ、どこのだれの車が、いついつに、どこからどこへ走ったかなんてことがみんな警察に把握されてしまうらしい。
個人情報もへったくれもない感じで、こういう点では、中国よりもきっと日本のほうが進んでいると思う。

犯罪に手をそめようと思った場合、自分の車でやったらアシがつく。
もちろんレンタカーもやばい。
盗んだナンバープレートなら安心かというと、そういうわけにはいかないということを、当事者のみならずミステリー作家も考えなければいけない時代だ。

話は変わるけど、歌手の島倉千代子さんが亡くなった。
彼女はわたしよりだいぶ年上だけど、考えてみるとその人生はわたしのそれと重なる部分もないわけじゃない。
彼女の初期のヒット曲 「逢いたいなァ あの人に」 や 「東京だよおっ母さん」 なんて歌を、幼少のみぎりのわたしは、たしかにリアルタイムで聴いたおぼえがあるのである。
現在の女の子にとって、東京も地方もあまり変わりがないだろうけど、当時はまだ集団就職で上京するのに水サカズキって時代だったし、わたしも実体験としてそういうことを記憶しているので、彼女の歌になつかしさを感じることがある。

そんなわけだから、洋楽のファンのわたしだけど、いまでもときどき懐メロとして、三橋美智也やフランク永井などとともに島倉千代子の歌を聴くことがある。
逝くひとや昭和も遠くなりにけり・・・・ ってトコか。

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2013年11月 8日 (金)

風邪の3

タチのわるい風邪である。
仕事なんかやっちゃあいられない。
うっとうしい頭で、ブログの更新もやる気がおきない。
若いころは過酷な職場を転々としていて、風邪くらいで休みをとれる状況になかったけど、最近はわりあい自由きままな仕事をしているから、ちょっと具合がわるくなるとすぐに仕事を休んでしまう。
うらやましがるな、お若いの。
人生の半ばすぎまで、わたしだってキミらに負けないくらい悲惨な体験をしてきてるんだよ。

そんなことはどうでもいいけど、問題は風邪だ。
歳の効というやつで、最近では風邪の進捗状況があるていど察しがつくようになった。
わたしの風邪は、順調にいった(?)場合、1週間から10日ぐらいで、ほっておいても治ってしまう。
たまに例外があって、たとえばむかし下痢がいつまでも止まらくなって、こりゃ悪質な消化器系の疾患ではないかと病院に行ったら、うん、こりゃ風邪だなって見立てで、注射イッパツですぐに完治したことがある。
風邪が腸に悪さするなんてはじめて知ったけど、これはあくまで例外だ。
たいていは1週間から10日の辛抱なのだ。

ほっといても治るはずだけど、できることなら1日でも2日でも早いほうがいい。
しかしわたしは薬がキライだし、風邪くらいでは病院に行かない人間である。
それでもこの歳までちゃんと生きながらえてきたのだから、わたしの世代は頑丈にできている。
病院に行かないかわりに、いろいろ素人療法をこころみる。

子供のころに母親から教わった風邪の対処方法は、布団蒸しになって汗をかきながら、ひたすら寝ていること。
汗といっしょに風邪も抜けるそうだけど、こういうむかしの人の口伝えによる病気の治療法にはけっこう効果のあるものがある。
最近の若奥さんたちはちゃんと知っているんだろうか。

ネットで調べたら栄養をつけて安静にしているべきだとあった。
栄養をつけるというのはビーフステーキでも食べろということか。
しかしべつのサイトには、風邪のとき胃に負担をかけるべきではないと書いてあった。
ビーフステーキは負担がかかりそうである。
どっちにしても牛肉を買いにいくほどマメじゃないから、胃に負担をかけないほうを選択して、湯トーフに熱燗でイッパイやる。
豆腐は負担が少なそうである。
栄養もあまりつきそうにないけど。

部屋の中では、エアコンを暖房設定にし、今年の冬にロシアに持参したダウンジャケットをひっかけて過ごしている。
今回の風邪もそろそろピークを越したのではないか。
まさかこじらせて肺炎ということもあるまい。

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2013年11月 4日 (月)

風邪の2

風邪がなおったと早合点して、また飲みに行ったのがたたったのか、今日はまた風邪がぶり返した。
ただいま体内で風邪のウイルスと免疫抗体がはげしく争っているところ。
楽天・巨人戦どころじゃない。
抗体は過去のデータを参照してウイルスの正体をあばこうとするし、ウイルスはのらりくらりと性格を変えて逃げまわる。
目下のところ、ウイルスのほうが優勢みたいである。
それなのにわたしは今夜も人と会う約束がある。
会えばまた、鼻水たらしたまま飲んでしまいそう。
これじゃあほんとにそのうち自爆するんではないか。

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2013年11月 3日 (日)

風邪

昨日、胃の調子がすぐれなかったのは、どうやら風邪だったらしい。
いっしょにバリ島に行った友人も、帰国してすぐに風邪をひいたらしいから、ひょっとすると気温の急激な変化が原因かもしれない。

体調不良の兆候は胃以外の場所にもあらわれる。
ふだんのわたしは腕時計をしたまま寝てしまうタチで、このほうが起きたときすぐに時刻がわかるから便利なんだけど、昨夜は安物の軽い時計がなんとなくうっとうしい。
腕時計が苦痛に感じられるなんて末期ガンの患者なみだなと思っていたら、いつもは暑苦しいはずの布団の中で寒気がする。
こりゃ風邪だというんで、夜中に近所のコンビニまで出かけ、たまご酒の材料を仕入れてきた。
ついでにドリンク剤も1本飲んできた。

ネットにはたまご酒のレシピまで載ってるけど、そんなにこだわるものじゃない。
日本酒+卵+蜂蜜に、テーブルの上にあったジンもてきとうに加えて、ぐいっと一気飲みだ。
おかげで悪化するまえになんとか抑え込んだようで、今日は寒気も収まり、頭もすっきり。
せっかくの連休だから、またどこかへ飲みに出かけようかしらという不埒な算段。
いいんですよ、最近のわたしは自暴自棄で生きていますんで。

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2013年11月 2日 (土)

胃ガンの季節

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胃ガンの季節だ。
今日の空のように、胃のあたりがどんよりと重く、食欲もない。
散歩でもすれば腹がへるのではないか。
そう考えてバリ島以来ひさしぶりの散歩に出た。

わたしは例年12月になると、所属している団体の健康診断を受けることにしている。
この健康診断で過去に2回、胃に影がアリマスなんていわれたことがある。
2回ともガセネタだったけど、さて今年の診断はどうだろう。
ま、たまには病院に行って胃カメラでも飲まないことには、わたしの人生には刺激というものがまったくないし、行きつけの病院の検査技師はすこぶるカワイ子ちゃんだ。
検査とその結果を楽しみに待つか。

散歩に出てみても、おもしろくない季節である。
目新しい花が咲いているわけでもないし、きれいな女の子に出会うわけでもない。
サンザシがきれいに色づいていたけど、これはべつに今年にかぎったことじゃない。
だから去年の写真を使ってもバレる気遣いはない。
なんか写真を撮ろうって気も起きないねえ。

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