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2013年11月23日 (土)

人生いろいろ

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バリ島についてなにか書こうと思っているうち、それは早くも忘却の彼方ってことになった。
リゾートなんぞについて書いても仕方がないのだけど、この旅でひとつこころに残ったことを書いておこう。

今回の旅では、いつも相部屋になるO君が不参加だったために、N君という若い知り合いと相部屋になった。
これまで彼と親しく話した機会はあまりない。
しかし同じ部屋に寝泊まりしていてなにも話さないということは考えられないから、ついいろいろと世間話をした。

N君はわたしと同じく独身である。
しかし怠惰を絵に描いたようなわたしに比べると、彼は仕事しか趣味がないような人間で、すでに買い取りマンションを所有しているくらい、人生設計も堅実である。
おまけに若くてハンサムで、性格はおだやかで、体育会系だから体力もある。
体育会系といっても、大学進学のために勉強したことがあるそうで、少なくともわたしたちのあいだでは英語もいちばん達者だった。
こういう人間がなんで独身なのか。

N君の説明によると、彼は複雑な家庭に育ったらしく、高校を卒業するときはすでに家族はまわりにおらず、その後の人生は彼がひとりで切り開いてきたという。
彼が人生についてどう考えていたのかわからないけど、結婚をしない理由はそんな家庭環境にあるようだった。

ここでわたしは考える。
わたしも変人ということで親戚からつまはじきだ。
でも、どうして他人と同じ生き方をしなくちゃいけないのか。
家を持ち、家族を持ち、出世コースに乗って、おしまいにはしなびた老人になって家族の世話になるという、お定まりの生き方を指向しなければいけないのだろう。
人間いろいろ、人生いろいろ、この世の中には、複雑で悲しい人生を初めから選択せざるを得ない人間もいる。
もともとわたしは体育会系とはあまりソリが合わないんだけど、今回の旅でN君という人間に好感を持つようになった。

※写真はバリ島で見たもの。
バリ島はちょうどヒンドゥーのお祭りで、道路や海岸のいたるところにお供えものが。

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