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2013年12月 4日 (水)

誘拐婚

昨日の夕刊に林典子というフォト・ジャーナリストの記事。
彼女は中央アジアのキルギスで、いまも見られる誘拐結婚を取材し、「ビザ・プール・リマージュ」 という報道写真の祭典で最高賞を受賞した人である。
この賞をもらう前に、彼女の写真はあのナショナル・ジオグラフィック (NG誌)、写真について世界的に権威のある雑誌にも紹介されていたから、受賞の下地はできていたわけだ。

ひどい話である。
キルギスでは若い娘が街を歩いていると、とつぜん大勢の男女によってたかって車に乗せられ、そのまま男の家に連れていかれて、結婚を強要される。
ショックなのは、彼女を説得するのが、男の身内のおばさん、おばあさんたちであること。
NG誌にはおばさんたちに包囲されて目を白黒させている娘や、花嫁の象徴のスカーフをかぶせられそうになってジタバタしている娘の写真も載っていた。
取り上げようによってはマンガにもなる光景だけど、誘拐された本人たちにとってはそれどころじゃないだろう。
それでも長年続いた風習で、終いにはあきらめてしまう女性も多いらしい。

こういうのもその国独特の文化というのかどうか、女性である林典子さんは断じてそうじゃないと結論づけている。
独身男のわたしだけど、この問題について考えてみよう。

さあ、嫁さんを見つけてくるかと出かけていって、街でいいオンナを見かけたら、うん、あれにしようって、畑でダイコンを引っこ抜いてくるような調子で女性を拉致してくる。
うらやましいなんていったらブログが炎上してしまうから、そういうことはけっして言わないけれど、おおらかな (ふざけた )国があるものである。
でも写真で見るかぎり、地方都市や農村が主要舞台で、キルギスでもグローバル化された大都会ではもう行われていない風習だろう。

誘拐するといっても、ヘタすると人妻に当たる可能性はないのだろうか。
こんな危険な国でひとり歩きをする独身女性は多くないだろうし、誘拐するまえにいちいちアンタは独身かと訊くわけにもいくまいから、この可能性はかなり高そうだ。
それとも目星をつけた相手について、ちゃんと興信所に調査を依頼してから襲うのだろうか。
また、これはわたしの個人的感想だけど、相手が土屋アンナや滝川クリステルみたいな美人だと、こっちは田舎の兄ちゃんである場合が多いから、気おくれして手を出しにくい。
美女で才媛なんか誘拐した日にはあとが大変という気もする。
けっきょく自分にふさわしい相手を探すことになって、これはけっこう大変なのではないか。

こう考えてみると誘拐婚にも問題は多そうである。
え、問題をノーテンキな方向にはきちがえているって?
林典子さんは人権問題ととらえているようだけど、もちろんそういう考えもアリマス。
でありますので、お見合いという平和なシステムにめぐまれた日本人は、その幸福をしみじみと噛みしめるべきではないでしょうか。

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