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2013年12月15日 (日)

中国の戦略

中国が月に無人探査機を着陸させたそうだ。
世界最大の人口をほこる国、つまりそれだけ優秀な人間も多いはずだから、あの国が本気になって、きちんと統制のとれた仕事をすれば、アメリカ、ソ連がやったことをなぞるのはそれほどむずかしくないだろう。
こんなニュースをみると、新興の中国が落ち目のアメリカ、ならびに日本や欧州を追い越して、世界一の大国になる日も近いんじゃないかと思えてしまう。

中国の戦略としてはこうだ。
ネット社会を統御するのはむずかしく、将来にわたって共産主義なんてものが維持できるかどうかわからないけど、いますぐ民主的で自由な国に変身したらかってのソ連の二の舞だ。
チベットだのウイグルだのモンゴルだの、聞いたこともない少数民族まで、なにしろ抑圧で有名な共産主義・中国ぐらい嫌われている国はないのだから、あっちこっちから独立の機運がたかまって、国家が崩壊してしまうに決まっている。
中国としてはなんとかソフトランディングしたい。
そのためにはどうすればいいか。

なにがなんでも、まず豊かで強大な国になってしまうことだ。
民主化が避けられないなら、大国になったあとでじょじょに民主化を導入すればよい。
アメリカを見よ。
アメリカも寄り集まり国家だけど、そこから独立しようって国はあまりない。
寄らば大樹の影ってやつで、誰だって豊かな国のおすそわけをもらうほうが得だと考える。
独立して貧乏するより、中華民族の1員となって、自分たちも豊かになろう。
チベットもウイグルもそう考えるであろうと、中国の指導者たちは考えているのであろう (わたしが考えているわけじゃないヨ)。

ま、歴史にはハプニングがつきもので、中国のおもわく通りにことが運ぶかどうかわからないけど、とりあえず月に着陸して、強大な国になろうという野望だけは、ちゃくちゃくと進展しているようにみえる。
月でも地球の領土観が通用するものなら、早い者勝ちということになって、静かの海、豊かの海に中国の領海線が引かれ、あとから着陸した日本はそんなのありかよって、自分たちも月面に航空識別圏などを設定して、現在の地球上の問題をあっちでぶり返すことになるのではないか。

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