わるい予想
正月は映画でも観にいくかっていろいろ研究してみる。
研究しないことにはどんな映画がいいのかさっぱりわからない。
金曜日の夕刊は映画の特集版だから、その映画評を読む。
「ゼロ・グラビティ」 という映画がおもしろいらしい。
しかし公開直後の映画だから、いくら朝日新聞だってこれをけなすわけにはいかないだろう。
新聞の批評をまともに受け取るとたいてい損をする。
この映画はSFらしい。
なんでも宇宙空間で事故を起こして船外に取り残されたスペースシャトルの飛行士が、幾多の苦難の果てになんとか生還する話だそうだ。
もうこれを聞いただけでアホな映画なんだろうなと思ってしまう。
観ないで決めつけるのはイケナイような気もするが、とにかく最近のアメリカ映画は低能児向けの作品ばかりなのだ。
ただ気になるのは、売り文句が “漆黒無音の宇宙空間” というもので、これはあの名作 「2001年宇宙の旅」 を連想させる。
「2001年」 では漆黒無音の宇宙が無限のイマジネーションをかきたてて、哲学的といってもいい深遠な感動を味あわせてくれた。
「ゼロ・グラビティ」 がそんな感動を味あわせてくれるかっていうと、ゼッタイにそんなことはないと思う。
観ないで決めつけるのはイケナイような気もするが、なんせ主演がサンドラ・ブロックとジョージ・クルーニーなのだ。
どうせ現実を無視したご都合主義のハリウッド映画に決まっている。
そんなわたしの予想が当たっているかどうか、これはやっぱり観に行かなくちゃ話にならない。
正月映画はこれで決まりだな。
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