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2013年12月 2日 (月)

モーターショー

昨日はモーターショーを見てきた。
2年前にも見に行こうと思って、野暮用で断念したことがある。
そういうわけで、わたしがモーターショーに出かけるのは、日本中がバブルに沸いていたころ以来だから、もう3、40年ぶりになるんじゃないか。

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たまげたのは観衆の多さ。
覚悟はしていたけど、なんだ、あれは。 車の屋根しか見えないじゃないか。
むかしのモーターショーに比べるとだいぶ地味なショーなのに、あいかわらず物好きが多い国だ。
そういう物好きのすきまをかいくぐって、わたしもそうとうに物好きのよう。

今回の見ものはポルシェでもベンツでも、アウディ、レクサスでもなく、ニッサンのGTRでもない。
それじゃきれいなモデルさんかというと、そうでもない。
ここに挙げたものはみーんな高嶺の花だ。
わたしの見たいものはもっと手の届きそうなもの。
たとえば、まだ発売日は未定だけど、ホンダの軽スポーツカーS660。

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なんといっても軽だから、これなら買える。
そう思うファンの人垣にかこまれて、ブースのまわりは、はじめて上野にパンダがやってきたときのような行列だ。
わたしが幼少のみぎり、庶民の手の届くスポーツカーといえば、ホンダのS6、S8か、トヨタのヨタ8ぐらいが関の山で、当時から貧乏人だったわたしにはやはり高嶺の花だったけど、これらがひじょうに魅力的だったことは間違いない。
あ、欲しいなあと思ってしまう。
でも2人乗りだもんな、荷物積めないものなと、最近のわたしは比較的冷静だ。

ベンツやポルシェのまわりも大混雑だった。
しかしわたしの予想では、このうちの99パーセントの人が買えるはずがないと思う。
それどころかこういう場所でなかったら、さわったり坐ったりなんてとてもできない人たちだと思う。

なさけない話ばかりしてないで、もっとでっかい夢をもったらどーなんだと叱責されそうだけど、そんなもんあるわけがない。
自動車の未来なんてあるはずがない。
電気自動車だとか水素燃料エンジンだとか、人が運転しなくてもいい自動操縦車だとか、未来は輝いていると思うのは若いモンの話で、わたしらの世代が生きているあいだにそんなものが実現するかどうかわからないし、してもそのころには運転免許返納の後期高齢者になっているんじゃないか。
世の中うまくできているもので、自動車の繁栄とともに生きて、クルマは人間が運転するものと信じてきた世代は、その終焉とともにオダブツになるのである。

おりしも今月のCAR GRAPHICは、この雑誌の創刊時から編集長をつとめてきた小林彰太郎さんの追悼号。
わたしは中身が宣伝ばかりで閉口したころからこの雑誌の愛読者だったから、痩身の、最後まで徹底して痩身だったこの編集長をよく知っている。
わたしの車に対する考え方を大きく啓蒙した本で、車買うくらいなら海外旅行だという信念は、逆説的に聞こえるけど、じつはこの本によって得たものなのである。

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最後の写真は会場で見かけたSF的モーターサイクル。
車の未来を信じてないわたしだけど、こんなものが公道を走るのを見てみたい。

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