リセット願望
横浜のほうでは強姦の容疑者が捕まったけど、わたしもまた捕まってしまった。
赤信号無視だそうだ。
わたしはぜんぜんそう思わないんだけど、最近の警察はマニュアル一辺倒で、ぜったいに勘弁してくれないのである。
こんちくしょうめ。
ここから先の屁理屈は反社会的要素がありますので、ご注意をとことわったうえで。
どうも最近こういうポカが多いようだ。
しかし自慢じゃないが、わたしが免許をとって4、50年、そのあいだ他人をまきこむような大きな事故はひとつも起こしてない。
しかもそのへんのおばさんみたいにトロトロ走っているわけではなく、こないだなんか40キロ・オーバーで捕まってしまったくらい。
凶器が走っているようなもんじゃないかと心配する向きがあるかもしれないけど、交通法規には原則忠実で、モラルもマナーもまずまず、運転適性検査はいつもほめられるくらい高得点だ。
それなのになんでポカが多いのか。
うーんと、冷静に考えてみた。
最近のわたしはますます生きることに懐疑的になっていて、駆け足で人生を走り抜けたいという気持ちが強く、それがあせりを産んでいるのかもしれない。
つい先日のこのブログでは、「自殺の薦め」 なんて記事を書いたことがある。
あれは、じつはわたし自身のいつわらざる心境である。
今回の違反自体は深刻なものではないけど、死への願望はつねに持っているから、こういうことが引き金になる可能性はないわけじゃない。
折も折、ネット・ニュースにこんなものが。
『ベルギーで最高齢アスリートとして親しまれてきたエミール・パウウェルスさんが、安楽死を選択し、家族や友人たちとシャンパンで乾杯をした後に旅立った』
パウウェルスさんは95歳で、末期ガンに冒されていたというから、死ぬ理由、それも満足して死ぬ理由があった。
彼にくらべればわたしなんかほんの子供みたいなものである。
しかも因果なことに、体はかなり健康なほう。
去年の暮れの健康診断の結果はまだ来ないけど、せいぜいまたガセネタの胃ガンくらいが関の山だろう。
ただ、あいかわらず血圧は常識はずれの高止まり。
はたしてこのままでいいのかと悩んでしまう。
薬を服用して長生きをしても、肝心の生きがいは湧いてきそうもないし、元気なうちにさっさと自らのリセットを試みるほうが、半身不随なんてことになるよりマシじゃないか。
夏目漱石=49、森鴎外=60、芥川龍之介=35
彼らが死んだ歳である。
わたしはもうすでにおつりが来るくらい生きてきた。
そのうち免許停止になるだろうけど、でもまあ、取り消しまでいくにはまだ時間がある。
わたしには2つばかりやり残したことがあるし、リセットはいつでもOKなのだから、まあ、アセっても仕方ないか。
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