ロシアⅡ/美女図鑑
トレチャコフ美術館にある美人画はロプヒナだけじゃない。
それをえいやっとまとめて紹介してしまう。
美女だけが芸術じゃないとか、不美人に対する差別だなんて騒ぎになりそう。
でも悲惨な絵で社会の不条理を告発したペロフの作品なんか紹介しても、暗い日本がますます暗くなりそうだしねえ。
そっちのほうに興味のあるお方はドフトエフスキーでも読んでみて。
トレチャコフ美術館の美人画としてロプヒナと双璧なのが、ここにあげたクラムスコイの 「見知らぬ人」 だけど、2番目は同じクラムスコイの作品でトレチャコフ美術館にあるべつの絵。
夢みるような美人画というやつだ。
画家の好みがわかりそう。
3番目は女優が女優らしく輝いていた時代のハリウッド・スターみたいな古典的美女、そのつぎのくりくりっとした目のカワイ子ちゃんは、トロピーニンの 「刺繍をする娘」 で、こちらは画家たちが庶民に目を向けはじめたころの美人代表というか。
さらにそのつぎは、これはもうわたしたちのすぐとなりにいる現代娘で、こんなのがトレチャコフ美術館 (の旧館) にいては違和感を感じてしまいます。
いろんなのがいますけど、そういえば6番目のレーピンの奥さんだって、目ざめていればきっと美人だ。
顔がよくわからないけど、7番目の水死直前のタラカノーヴァという公爵令嬢も美人ではないか。
最後の2枚はトレチャコフ美術館の新館のほうの代表美人だけど、なんか異論アリマス?
彼女たちのほとんどが故人なのが残念といえば残念だ。
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