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2014年2月 1日 (土)

昨今のクルマ

ぼんやりしていると置いていかれるというハナシ。
ここ10年くらい同じ車に乗りっぱなしで、最近の車の傾向について知るところがなかったわたしだけど、最近まだ新車のプリウスに乗る機会があった。
プリウスといえばアレ、日本や世界でいちばん売れているハイブリッド・カーではないか。

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※添付した画像は2011年にマルタ島で見た光景だけど、ジムニーの前に停まっているのはプリウス。
うわさには聞いていたけど、いったいどんな車なのか。

ちょいと乗っただけだから肝心の燃費なんてことはわかんないけど、すぐに気がついたのはギアが、ドライブとバック、坂道を下るときに1段おとすポジションしかないこと。
むかし大型トラックの運転もしたことのあるわたしは、荷物満載のトラックが減速するとき、ブレーキだけでは停まれない場合があることを知っているから、ギアを1段、2段おとすクセがついている。
乗用車に乗っていてもそのクセが抜けず、首都高速でカーブにさしかかったときや、あるいは前車との距離がせばまってきたとき、ブレーキよりもむしろギアをおとすことが多い。

プリウスではそれができない。
下り坂などで使うギアはなんだか使いにくいし、もともとそのためだけにあるようだ。
うーんと考えたけど、ようするにこれも、わたしがそろそろアナクロ人間になってきたことの証明ではないか。
現代の人たちには車はできるだけイージーに乗るものという認識が根づいていて、ギアチェンジも少ないほうがメンドくさくないと心得ているのだろう。
未来の車はイージーが極端までいって、人が操縦しなくてもいい車になるみたいだけど、そういうのってクルマっていうのかしら。
すくなくともわたしらの感覚じゃそうじゃないねえ。

プリウスのスタイルだけは未来的で気にいってる。
ひと昔まえのCAR GRAPHIC誌で、イタルデザイン、ピニンファリーナ、ジウジアーロ、ベルトーネといったカロッツェリアの発表する未来カーというと、かならずプリウスのようなナマコ型の車だった。
そんなあこがれの車が、いまではわたしみたいな庶民にも手の届くところにきたってわけだ。

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