ロシアⅡ/マキシマパノラマ
前回の旅で泊まったカレトニードボルという格安ホテルにまた泊まりたかった。
しかしロシア語、英語のわからないわたしがネットで申し込むのは無理だったし、旅行会社からは、ウチでは扱っていませんといわれて断念してしまったのである。
せっせとゴマをすって仲よくなった受付のレイナちゃんにまた会いたかったのに。
今回泊まったのはモスクワ南部にある 「マキシマパノラマ」 というホテルで、空港からわりあい便のいいところにある。
出発まえに調べてみたら、空港から市内にあるベラルーシという駅まで直通列車が出ており、ここからホテルのあるアフトザヴォツカヤという駅まではメトロで1本だ。
ホテルまで送迎タクシーを予約する手もあったけど、このていどならひとりで行けるだろうと、ルーブルを節約することにした。
グーグルマップやストリートビューを駆使すれば、ホテルのあり場所はもちろん、どんな建物なのかということまでわかってしまう。
いまや日本人の行ったことのない場所は地球上にひとつもないらしく、ネットにはこのホテルについて日本語の口コミ情報もある。
どうやら駅からすぐ近くのホテルらしい。
地下鉄を下りて、なにしろ目の前にどかんとそびえる高層ビルの中だから、間違いようがないはずだけど、はて。
入口がわからない。
じっさいには入口にホテルの名前が書いてあったけど、到着したのは夜だったし、てっきり、今度こそは車寄せのある、それなり立派なホテルだと思っていたから。
ここに載せた写真は翌朝撮ったものだけど、2番目の写真の中央を歩いている女性の向こうに見える ОТЕЛЬ ПАНОРАМАと書かれた小さな入口がそれ。
最初は、駅から近いはずだというので100メートルほど行ったところで、毛皮のコートのおばさんに訊いてみた。
おばさんは首をかしげ、歩いていた女子大生ふうのきれいな娘に訊いてくれた。
2人ともわからないという。
けっきょく駅まで引き返し、そのへんの花屋で訊いてみたら、すぐ目の前だった。
近いも近い、メトロの階段を上がってほんの10メートルなのである。
2番目の写真の左のほうに、メトロの階段も写っている。
ただ入口が工場の通用門みたいな感じで、しかもやたらに工場労働者みたいなのが出入りしているので、ホテルに対して先入観のあるわたしにはわからなかったのだ。
なんとか部屋に落ち着いて、ざっとながめると、テレビ・冷蔵庫・湯沸かし器つき。
トイレにバスタブがないけど、ホテルに文句をいわない主義のわたしには天国みたいなところ。
最後の写真は部屋からのながめ。
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