ロシアⅡ/彫刻
彫刻である。
ただし、ここに載せたものはトレチャコフ美術館の新館だけではなく、旧館に展示されていたものもごたまぜ。
わたしは彫刻について詳しくないから、ここではわたし好みの、わたしがおもしろいと思ったものをずらりと並べる。
哲学的なものもあれば、官能的なもの、単純に可愛らしいものもある。
ただ皮肉な見方になるけれど、美術館で彫刻を見てもたいしておもしろくない。
わたしはこのあとノボデヴィチ修道院の墓地でさまざまなタイプの彫刻を見ることになる。
そっちのほうが樹木や古い建物や、故人との対話などの背景にめぐまれていて、有機的でずっとおもしろいと思ってしまった。
ここにあげた最後の彫刻はロシア映画のファンなら誰でも知っている作品だ。
ただしこれはレプリカで、本物はもっとずっと巨大なものが市内のどこかにあるそうだ。
新トレチャコフ美術館の建物はかなり広いから、順ぐりに観てまわっているうちいいかげん疲れた。
で、美術館から出ようとしたら出口が見つからない。
建物から出るためには入口までもどらないといけないようだ。
とっつきまで行ったあとでは、これはしんどい。
しかも尿意をもよおしてきた。
トイレはどこですかと訊いたら、これも入口近くの階段の下にしかないという。
以上はわたしの個人的体験だけど、じっくり観るのはけっこうだ。
しかし前立腺肥大の人なんかは注意が必要でありますヨ、新トレチャコフ美術館てところは。
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