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2014年3月 4日 (火)

ロシアⅡ/新トレチャコフ美術館

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ゴンチャロワさんが主役の展示会のほうは、なんでもアリという感じで、アヴァンギャルドな芸術に興味のある人にはそれなりおもしろそうだ。
しかしわたしにとって作家や作品になんの知識もないし、現代絵画に興味はないし、そもそも写真も撮れないのでは、あまりおもしろいと思えない。
わたしはさっさと常設展のほうへ移動した。

新トレチャコフ美術館で、わたしの知っているのはシャガールとカンデンスキーぐらい。
知っているということと、好きとか興味があるということは同じ意味じゃないんだけど。

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シャガールの絵はよく知られた浮遊する恋人同士を描いたものである。
伴侶を得たばかりのシャガールが、その幸せな気分を表現した絵であるなんて解説をどこかで読んだ気がするけど、この絵からはそんな雰囲気は間接的にしか感じられない。
色彩が地味で、男女の顔があまりうれしそうでないというのが原因かもしれない。
考えてみると、わたしだってモスクワに来て嬉しくてたまらないのに、歩いているときはどっちかというと苦虫をかみつぶしたような顔をしている(と思う)。
シャガールって人も本心をあけっぴろげにしないタイプだったのかもしれない。

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わたしが観たとき、シャガールの絵は2点しか展示されてなかった。
どこかに収蔵されているのかもしれないけど、とくべつに関心があるわけじゃないからどうでもよかった。
カンデンスキーも一瞥しただけで終わり。
興味のないものに知ったかぶりをしても始まらないし。

ここでは新トレチャコフ美術館の館内と上記の2人の絵だけを紹介して終わり。
しかしこのあと弁解がましいことも述べなくてはならない。

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