ロシアⅡ/校内の1
先日録画した 「スラムドッグ・ミリオネア」 という映画を観た。
インドのスラム街に生きる少年が主人公で、こういう映画を観ると、ぬけぬけと天下泰平なロシア旅行について書いているのがイヤになってしまう。
しかし乗りかかった船からとちゅうで下りるわけにもいかないし。
この日は日曜日で、モスクワ大学では 「数学の日」 という催し物をしていて、部外者でも自由に校内に立ち入れることになっていたから、家族連れや子供たちがホールで積み木や数学ゲームをしたり、臨時の本屋が出ていたりして、校内はたいそうにぎわっていた。
廊下に寝転がってスマホをいじっている学生もいて、このへんの青春はだいぶアメリカナイズされている。
建物の内部は、総じてロシアにあるほかの建物といっしょで、クラシカルで重厚であるが、よく見るとあちこちガタついているといった感じ。
現在の大学の建物がつくられたのは1953年だからやむを得ないのかも。
いないと思うけど、もしもモスクワ大学についてもっと知りたいという人がいたら、ウィキペディアを見るヨロシ。
もうすでに大学に縁のないわたしだけど、ロシアの大学の全容をあきらかにすべく、写真を撮りまくった。
ここでそれを2回に分けて紹介してしまう。
最後の写真は廊下の突き当たりに置かれていた銅像で、その仰々しさから大学創設者のミハイル・ロモノーソフという人かもしれない。
それでネットでロモノーソフについて調べてみたら、肖像画とこの銅像はぜんぜん似てないし、彼はナポレオンのロシア侵攻よりもまえの人だから、服装もちがうような気がする。
ま、だれだっていいけど、うす暗い場所に放ってあって、最近の学生はこの人物にあまり関心がないような感じ。
日本だって大隈重信に関心のある早稲田の学生がいないのと同じか。
大学の校内には売店、喫茶店、レストラン、郵便局、病院、みやげもの屋などなんでもアリで、学生相手の旅行会社まであるそうである。
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