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2014年3月29日 (土)

ロシアⅡ/市場のA

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わたしが見たいものは名所旧跡ではなく、市場や田舎なんだよと力説したおかげで、金髪クンもそのへんをよく理解したようだ。
カシルスカヤの駅前に市場がありますという。
で、自然保護公園へ行くまえにそこへ寄っていくことにした。

市場の大好きなわたしだけど、通訳がいないと、美味いとかマズイとかいう意見表示や、商品の原産地、どうやって作るんですかなんて質問ができないから楽しみが半減する。
今回は金髪クンという通訳がいたから、これ幸いとあちこちでいろいろ質問してみた。

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ここに載せた写真は一部べつの場所のものもあるけど、ほとんどはカシルスカヤ駅近くの市場のもの。
アーケードになっている大規模な自由市場で、衣料品や雑貨店もある。
わたしの興味はもっぱら生鮮食品で、野菜や果物の中には、近郊 (といっても300キロも離れている) の農民が、自分でつくったものを持ってきて売っている場合も多いらしい。
またロシアまで行ってと嘆息をつかれそうだけど、名所旧跡なんかよりこういう場所を見物して、いろいろ話を聞いているほうがなんぼか楽しい。

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ひとり旅のよさは、こういう場所でも相手にあまり警戒感を持たれないことである。
だれもかれも愛想がよく、日本から来たんですけどと通訳してもらうと、ある店ではきれいにみがきあげたリンゴをもらってしまった。
その場でがぶりとかじって、美味しいですねとお世辞をいう。
でも内心はちょっと複雑。

農作物を改良することに関しては、日本の農民は世界一の腕前をもっている。
前回の旅でガイドをしてくれた美少女のかほりクンは、日本のお米ならおかずなしでも食べられるといっていた。
日本のコメでもリンゴでも、外国にもっていけば、ベンツやBMWやグッチやエルメスのような有名ブランドになることは必至のように思えてしまう。
だから日本の農民もどしどし海外に進出すべきではないか。
農民というのは保守的で、なかなか自分からそんなことはしたがらないから、農協が代行したっていい。

しかしそれをしたら、この市場で言葉を交わした愛すべきロシアの農民はいったいどうなるのか。
そう考えるとTPPについていろいろ悩んでしまう。

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どうもわたしみたいな凡人が考える問題じゃないようだから、これについてはさておいて、市場で撮った写真を2回に分けて紹介しよう。
まず八百屋さん主体のお店、つぎにその他の食品だ。
みんながあまり親切なので、わたしもけっこう親しみやすい顔をしてるんだなと自信を持ってしまうくらい。

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