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2014年3月21日 (金)

またウクライナ

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ウチの新聞は日本を代表するマスコミの雄だけど、それを読んでいるとロシアとウクライナが一触即発みたいで、ロシアの非道ばかりがめだってしまう。
ホントにそうなのか、またヘソ曲り流で冷静に記事を分析してみる。

今朝の新聞の国際面に 「包囲するロシア軍を見つめるウクライナ兵」 という写真が載っていた。
これを撮影したのは日本人の記者らしい。
外国人記者がのこのこと出かけていって写真なんか撮れるところをみると、現地はそれほど緊迫しているようでもない。
ウクライナ兵のひとりの胸もとに縞々シャツがのぞいているけど、これはロシア軍の官給品と同じものである (写真)。
ロシアとウクライナってもともと仲がいいんだよなって思わせる。

インタビュー記事もあって、ウクライナ兵の奥さんが
『基地のそばにアパートを持っているので、できれば (クリミアに) とどまりたい』
『クリミア自治政府のために働くならいいが、基地がロシア軍になるのは抵抗がある』
なんていっている。
どうにもならないならどっちでもいいやという感じで、あまり切羽詰まったようすでもない。

ロシア軍の狙撃で死んだウクライナ兵がいるとか、ウクライナの艦船に手投げ爆弾が投げ込まれたって事件もあったらしいけど、その後が派手なドンパチになったって話も聞かないから、たんなる事故だった可能性もある。

プーチンは 「人民の自決の原則」 にもとづく合法的行為だといい、米国やEU (日本も) は侵略だという。
でもEUの中でも本気で怒っているのはわずかで、尖閣をクリミアみたいにいつか自国領に編入したいと考えている中国なんか煮え切らない態度。
現状の世界秩序を変更するのはケシカランなんていってたら、北方四島はいつになっても返ってこないから、日本だって旗幟を鮮明にしにくいよな。
いや、日本の場合は、尖閣については現状維持で、北方四島の場合はなにがなんでも返還だなんて、ぜんぜん言い分が一本化されてないんで、よくワカラナイ。

ひとつ注目しなくちゃいけないのは、やっていることは強引な手段であるかもしれないけど、それでもプーチンがいちおう原則論を持ちだして、理屈立てでことを推し進めていることだ。
ロシアは国際関係を重視するグローバル国家であり、北朝鮮のような常識の通じない国じゃないということなんだろう。

プーチンが編入しようとしているのはクリミア半島だけで、他の地域まで侵攻しようという気はないみたいだし、ウクライナのほうでももともとタダでロシアからもらった土地だから、そのていどで済むならと、紛争の拡大を抑えることに専念しているようにみえる。
国民の手前あとにひけないオバマ君が経済制裁だなんていうと、ロシアも対抗して米政府関係者に制裁だなんていいだして、おたがいに馴れ合いみたいな騒ぎになっちゃって、針小棒大に騒いでいるのはウチの新聞と、それを読まされる日本人だけみたい。
読売新聞も1面トップにしてるのかどうか、わたしゃ読売を読んだことないからわからないんだよね。

モスクワに住むわたしのロシア人の知り合いは、夏になるとおばさんの住んでいるウクライナを訪問するんですなんていっていた。
ほんとうは仲がいいものを、他人がゴタゴタいうことか。
え、朝日新聞、おまえのことだよ。

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