« 今日の花 | トップページ | ロシアⅡ/市場のB »

2014年3月29日 (土)

有事のさい

ネット・ニュースをながめてみたら、ウソかホントか、またアホな記事が。
見出しが、「『日本は助けない』 発言に韓国高官は絶句。 朴大統領、反日外交のツケ回る」
というもの。
夕刊フジの記事だそうだ。
つまり、慰安婦をめぐる歴史問題や竹島の不法占拠などで韓国に対する感情が最低レベルに落ち込んでいるので、朝鮮半島有事になっても日本は韓国支援に動けない可能性があるということを示したもの・・・・・だそうだ。

韓国が日本の集団的自衛権の行使に待ったをかけてきたのが問題の発端らしいけど、つまんないおどかしみたいなことをいってやがんな。
理由はなんであれ、困ったときに助けてあげるのが友人というもの。
相手の感情をやわらげるには、嚇しよりも情けにかぎる。
憲法9条も事前協議も無視し、アメリカよりも先に韓国を助けてあげて、日本はさすがにおもてなしの国であると思われるほうがよっぽどいいではないか。
自国の有事とあっちゃ、韓国だって集団的自衛権の行使にいちゃもんもつけられまい。

それよりなにより、北朝鮮にいまだに有事を起こす力があると考えるのがオカシイ。
正恩クンの時代錯誤の軍隊なんて、日本にもアメリカにも頼らず、近代装備の韓国軍だけでぶっつぶせるんじゃないか。
すぐに機関銃をぶっ放す北朝鮮のスパイ船なんて、日本の (自衛艦でなく) 海上保安庁の船だけで沈めちゃった。
正恩クンの不運はこれだけに収まらない。
ヘタすりゃ、このときとばかりに軍隊が造反した古代中国の牧野の戦いの二の舞になるおそれもある。
「牧野の戦い」 というのは、横暴のかぎりを尽くした殷の紂王が、いざ敵と戦火をまじえようとしたら、兵隊はみんな相手のほうへ奔ってしまい、闘わずして負けたという故事である。
史記に書いてあって有名だ。

ミサイルをあらぬ方向へ発射するていどならまだしも、現在の北朝鮮に国境越えの実力はないと、わたしは考えています。
このていどでゴタゴタ騒いじゃいけませんなあ、え、夕刊フジ、アンタのことだよ。

| |

« 今日の花 | トップページ | ロシアⅡ/市場のB »

揚げたてニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 有事のさい:

« 今日の花 | トップページ | ロシアⅡ/市場のB »