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2014年4月12日 (土)

野性

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もう大沢村に20年ちかく住んで、写真に撮ったことのない花なんてめったにないとぼやいたこともある。
しかし花というものは、園芸用に栽培されているものも含めれば、わが家の近所にじつにおびただしいから、そういうものも数に入れていいなら、まだ未紹介の花はいくらでもあるだろう。
わたしゃできるだけ野生にこだわるつもりなんだけど、そのへんの線引きがむずかしい。
このブログで紹介してきた自然観察園の花だって、アレって人間が植えたり手をかけたりしているものがほとんどだから、完璧な野生植物とはいえない。

しかし、たとえばあの可憐なスミレなんて、けっこうしたたかなところがあって、園芸用の小さな品種が庭から抜け出して、道路のアスファルトのあいだから花を咲かせていることがある。
肥料だ水だという人間の世話を拒絶し、自主独立の気概をもった花ならば、それ以前は人間のペットに所属していた花でも野生と認めてやっていいのではないか。
このブログではそう紹介してもいいのではないか。
このブログはわたしの個人的なブログだから、わたしの主眼で勝手に決めてもいいのではないか。
べつにそんなに目くじら立てていうべきことでもないけど。

今日ぶらぶらしていたら、土手の雑草のあいだに見なれない花が咲いていた。
1~2ミリの小さな花が集まった、葡萄の房みたいな花で、過去にこんなの写真に撮ったおぼえがない。
大発見だと思って帰宅したあと調べたら、べつに珍しくもなんともなかった。
これは 「ムスカリ」 といって、園芸の方面ではかなり有名な花だそうだ。
その種がたまたま風に運ばれたか、乙女の手からこぼれたかして、雑草のあいだにぽつんと咲いていたものだから、新種の野生と思ってしまったんだけど、うん、ヌカよろこびだったな。

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最後の写真はそろそろ葉ザクラになりかけている春の主役。

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