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2014年6月28日 (土)

西表島/由布島

30年まえにもバイクを借りて、上原港の近くから東部の由布島まで走ったことがある。
由布島で見たもののうち、忘れられないのが、まえにも書いたシオマネキだ。
この島では潮が引くと、本島から牛車で渡れる広大な干潟があらわれる。
そのとき、この干潟に足の踏み場もないくらいのシオマネキがひしめきあっていて、わたしに強い印象を残した。
西表の生きものの豊穣さを象徴するあのシオマネキたちは健在だろうか。

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そこでまた由布島まで行ってみることにした。
走り出してすぐにわかったけど、このバイクは時速35キロも出すと警告灯がつく。
でもバイクで走るのが目的じゃないから、交通量の少ない道路をのんびり走る。
道路は海岸にそってはしっているので、とちゅうでいくつもの川を越えるんだけど、どの川も河口はマングローブの森になっていて、橋の上から見下ろすと、魚やカニなどなにかしらの生きものが見える。

走っているとき道路わきの木の枝に、アカショウビンがのほほんとしてとまっているのを見た。
あわててバイクをとめて写真を撮ろうとしたけど、当然ながら、カメラを取り出すころにはやっこさん影もかたちもなかった。
それでも西表島では、車で道路を走っているだけで、かたわらに貴重な野鳥を見ることもあるということはわかった。
イリオモテヤマネコに注意という看板もいたるところにあるけど、こちらはさすがに希少種で、絶滅が心配されているくらいだから、おいそれとは見られないようである。

船浦港の近くの海岸にはサギが群れていた。
道路のわきの茂みの近くではクイナを何度も見かけた。
もうそのころには、いちいちバイクを停めるのがメンドくさくなって写真は撮らなかった。
ま、鳥の写真を撮りにきたわけじゃないんだしと、いいわけをする。

由布島に着くころは、なんだか空模様がおかしくなってきた。
お手軽に移動ができるのはいいけど、バイクの欠点は雨によわいことで、降り出すと豪雨になることもあるのだ、この島じゃ。

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すこしアセって由布島の干潟をながめる。
時刻は午後の5時ごろで、すでに牛車は店じまいしていた。
それでもすそをからげて、じゃぶじゃぶと島と島のあいだを徒歩で渡っている観光客がいた。
本来ならもっと海底が露出するはずだから、干潮の時間帯ではなかったのだろう。
こちら側の海岸にマングローブは健在だったけど、どうも本島から由布島に渡る干潟に、牛車の足場をよくするため、よそから土を運んで盛り土がされたような形跡がある。
これじゃあシオマネキは生き埋めだ。
やはり期待したほどシオマネキの数は多くなかった。

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