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2014年7月28日 (月)

また悶々と

昨日おとといと、ウチの新聞はひとり暮らしや母子家庭の女性の悲惨さについて、大きく特集を組んでいた。
この特集によると、所得が年125万円以下の貧困層に該当するのは、単身女性の1/3近いらしい。

しばらく前に、ベビーシッターに子供を預けて死なせた母親がいて、世間にはその母親を責める意見もあったようだけど、わたしは自分の境遇がいかに恵まれているかよく知っていて、日ごろから世間さまに後ろめたさを感じているほうだから、この母親を責める気にはなれなかった。

だいたいわたしは、新しい事件が起きると、時をおかずに論評することにしている。
時間がたつと事件に対する世間の見方・意見も確立してしまって、いまさら論評しても二番煎じ、三番煎じになってしまうのがオチだからである。

わたしが事件直後に母親を責めなかったのは、真っ先に頭に浮かんだのが、子供をベビーシッターに預けざるを得ない母親の存在だから。
こんなことは新聞テレビの報道に注目し、つねに世間の動静に気を配っている人ならよくわかっているはず。
ましてわたしはノーテンキで放蕩児みたいな生活をしていて、日ごろからそういう女性たちに申し訳ないと思っているのだ。
申し訳ないと思っているなら、そういう女性のひとりや二人を養ってやればいいものを、それもできずに悶々としているのだ (こればっかりは相手にも選ぶ権利があることだしねえ)。

わたしが彼女らの面倒をみてやれないならどうすればいいだろう。
新聞の主題もそういうところにあったようだけど、働く女性の給料を上げればいいという単純な問題でもなさそうだ。
なんとなれば、働く女性にもさまざまな人がいて、中には甲斐性のある旦那のもとで小遣い稼ぎに精を出している人が、これはじっさいにわたしの知り合いにいて、彼女はわたし以上に裕福でノーテンキな生活をしていた。
旦那が亡くなったあとはさすがにそうはいかなくなったみたいだけど、こういう人もいるのだから一律に給料を上げればいいという問題でもない。

いかに格差を増大させずに、悲惨な女性を救ったらいいのか、どうしたらいいだろうと、こんなふうにわたしは問題を深読みして考え、けっきょく何もできないことを悟って、日々これ悶々としているのである。
もうヤケクソで、とことんまでノーテンキに埋没するか。
ええ、消費税でもなんでもじゃんじゃん上げてもらって、ワタシ個人的にはなんの文句もありません。

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