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2014年8月13日 (水)

ローレン・バコール

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クールな美貌に上目使いの三白眼で世界中の男性を魅了した、ミセス・ボガートことローレン・バコールさんが亡くなった。
そろそろ棺桶に片脚つっこんでいるわたしが、わたしよりずっと年上の彼女の死を悲しむ必要はないんだけど、あらためて彼女の魅力を知るべく、今日は午後からドライ・マティーニもどき (ジンの炭酸水割り) を飲みながら、代表作 「三つ数えろ」 を観ている。

この映画の原作はチャンドラーで、原題は 「大いなる眠り」。
原題通りじゃなんの映画かわからないから、てきとうなタイトルにも文句はいわない。
すこし注文をつけるなら、主役のボガートがミスキャストじゃないかってトコ。
こんなことをいうとボガート・ファンから猛烈な抗議が殺到しそうだけど、これは映画が傑作だから、作品の魅力にノックアウトされた観客が、ボガートまでも偶像化しちゃっているのだと思う。
原作を読んでいないけど、マーロウってのは原作でも小男ってことになってんのかしら。
わたしにはロバート・ミッチャムのマーロウのほうが適役みたいに感じられるし、だとしたらもっとタフガイがふさわしく、かりに主役をスターリング・ヘイドンにしていたらどうだろう。
彼のほうがタフガイらしいし、やたら女にもてるのも納得だし、ボガートとはぜんぜん異なるマーロウを創造して、やはりファンは彼をいまでも語り継いでいただろう。
もっとも彼がバコールの旦那になったかどうかはわからない。

話がそれたけど、ホント、バコールって素敵。

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