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2014年8月30日 (土)

またウクライナ

ウチの新聞でいつも感心するのは、朝刊夕刊のマンガと山田紳さんの時事漫画。
ところが昨日おとといの2日間ばかり、紳さんの漫画にはロシアのプーチンを非難する調子がある。
プーチン・ファンのわたしとしては、これはきっと編集部のほうでこんなふうに描けと指示しているんだろうと、ウチの新聞に責任を押し付けてしまう。

ロシアとウクライナの問題は、いよいよにっちもさっちもいかない状態になってきた。
武力を用いた争いになった場合、どっちかが手をひけばもう一方が増長し、手を引かれたほうの勢力が痛手を被ることになる。
味方陣営が苦境にあるとき支援しなければ、そっちの指導者は面目を失うだろう。
プーチンもあとにひけない状態だ。
米国のオバマ君だって、こういう状況は何度も経験しているはずなのに。

そもそも最初にクリミア半島を併合したロシアがわるいというのが、日本のマスコミを含めていちばん多い意見らしいけど、それ以前のいきさつを考えればそうともいいきれない。
わたしがごちゃごちゃいっても詮なきことだけど、ここはやっぱりひとこといいたくなる。

わたしはことの是非を指導者の資質で判断してしまうのだ。
去年、今年とロシアを訪問して、最近のロシアのグローバル化には目を見張った。
ワイロを要求するような警官にはいちども会わなかったし、マフィアが仕切っていたはずの市場もきわめて安全で、一般農民の参加できる健全なものになっていた。
これはおそらくプーチン改革の成果だろう。

現在の世界をながめると、政治は金の儲かる商売と考える政治家のなんと多いことか。
プーチンだってそのつもりならいくらでも儲けることができるはずだけど、これまでのところ、彼が私腹を肥やすことに専念しているとはとても思えない。
プーチン以前のロシアを知っている者にとって、現在のロシアの繁栄は、やはりプーチンの豪腕によるところが大きいと思う。
原油価格の高騰など時節の幸運もあったかもしれないけど、プーチンがいなかったら、その果実はすべてオリガルヒに独占されていたにちがいないのだ。

ひるがえってウクライナの政治家はどうだろう。
かってウクライナには美人の女性首相がいた。
へえ、きれいな人だなって感心したものの、彼女も実体は強欲な腐敗政治家のひとりだったそうである。
なによりハッキリしているのは、ウクライナはけっして貧しい国ではないはずなのに、この美人のもとで経済が発展したという実績がぜんぜんないことだ。
彼女以降もロシアにつくかEUにつくかと、他人の顔をうかがう政治家ばかりが輩出というのは、おいしい汁を吸いたいた権力亡者ばかりが政権を争っているってことじゃないか。

アメリカはロシア制裁の旗ふり役だけど、ここんところ米国がなにかすると世界はよけい混乱するばかりだ。
北方四島を返してもらって、つまり固定した戦後秩序を変えたいと思っている日本は、ウクライナに関わらず、ロシアと四島返還協議を粛々と続けていればよい。
そんなこというと困ったとき助けてやらないぞって、オバマ君は集団的自衛権を持ちだすかもしれないけど、そのへんは日本の政治家の18番、のらりくらりとごまかしておけばよい。
ウクライナの悲劇は、こういうふうにロシアにも西欧にもいい顔をする、ごまかしにたけた政治家がいなかったってことかも。

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