FB
続いてドアーズのジョン・デンズモア君から、彼が出版する本の紹介コメントだ。
その後もストーンズからはしょっちゅう写真や映像が送られてくる。
なんでまた、東洋の島国に住む一介のファンのわたしに、そんなおそれ多い配慮が。
じつは4、5日まえに、階下に住む金髪クンがやってきて、わたしのパソコンを勝手にフェイスブック (FB) に加入させていったことは、このブログに書いた。
わたしはFBなるものに興味がないんだけど、入ってしまったものは仕方がないから、いちおうどんなものか目を通してみた。
これは強制的に友人をつくるという恐ろしいサービスらしい。
たとえば知り合いのAを友人として登録したとする。
相手も了承すれば、わざわざ相手のFBまで遠征しなくても、相手の情報が自動的にこっちのパソコンに表示される仕組みだ。
Aがべつの知り合いのBにわたしのことを紹介してくれて、Bも了承すれば、もちろんBの情報まで・・・・・
つまりメンドくさいことをしなくても、イモヅル式に友人の輪がどんどん広がるってものらしい。
情報といっても、好きな音楽や読んだ本、見たことのある映画など、他愛のないものがほとんどだけど、中には学歴や既婚かどうかなんて私生活に関わるものもある。
知られたくないなら登録しなければいいだけのハナシなんだけど、わたしぐらいのトシの人間には納得しかねる部分も。
あなたの読んだことのある本や、見たことのある映画を教えて下さいという登録欄があって、本にも映画にもつよい興味のあるわたしは、おおっと意気込んだけど、これは選択肢がかぎられており、本のほうは半分以上が言葉のわからない外国の本、映画のほうはうっかり選ぶと、こっちの頭のレベルを証明しかねない作品ばかり。
音楽についてはまだマシで、かぎられた選択肢以外のグループやバンドでも自由に登録することができる。
そこでストーンズやドアーズを 「いいね!」 に登録しておいたら、彼らから返事がきたというわけだ。
といっても嬉しがるほどのものじゃない。
彼らもFBをやっていて、自分たちを 「いいね!」 に登録するファンがいると、油絵や画像、コメントを自動発信するようになっているのだろう。
油絵といったってネット上の画像だから、世界中に発信したってお金がかかるわけじゃないし、プロなら宣伝費と考えても安いものだ。
バカバカしくて付き合いきれんよというところだけど、どうも最近の若いモンには、スマホでもって歩きながら、自分の情報を他人に教えて喜んでいるのが多いらしいねえ。
内向きに生きているのがわたしだけじゃないってわかって、すこし安心しました。
※あとからの追記。
その後、本や映画についても、選択肢がかぎられているわけではなく、自分の好きなものを自由に選べることがわかった。
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