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2014年8月 2日 (土)

ヤモリと牛丼

昨日は夜中にウチの近所の 「吉野家」 で牛丼、いや、ウナ丼を食べた。
牛丼を注文したんだけど、メニューの中にウナ丼があるのがわかって、急きょ変更。
考えてみたら、ウナ丼なんてひさしぶりだねえ。

新聞によると同じ牛丼の 「すき屋」 がいろいろ問題を起こしているそうだ。
創業者らがモーレツ社員で、店をトップに押し上げた実績をふりまわし、店員にも同じ勤務ぶりを要求しているらしい。
たったひとりで店をまかない、長時間労働と残業はアタリマエ、ウツや過労死を乗り越えて生き残った店員だけが出世できるなんて、サバイバル・ゲームみたいな経営をしているんだそうだ。
べつにトップにならなくてもいいふつうの店員にはえらいメイワクな話。
こういう経営者が、会社が大きくなってこそ従業員も幸せになれるなんて理屈をふりまわすんだろうけど、これはどうみてもそれ以前の問題だよな。
世間にはもうちっとゆとりのある生き方を欲している人だっているんだけど。

そんなあまい考えではグローバル社会を生き残れないっていう人もきっといるだろうけど、人間やめて一億総機械みたいな社会になって、なにをどうしようってんだ。
牛丼を食べるほうも、あの店は人件費をケチってるから安い、こっちの店はケチらないから高いってことを、つねに意識してほしいやね。
フェアトレードについて書いたときに触れたけど、×××だからあるていど高いのはやむを得ないという考えが浸透すれば、それはめぐりめぐって自分の幸せにもなるんだよ。

同じ牛丼の 「吉野家」 はどうなんだと偵察をかねての食事。
こちらは深夜でもちゃんと2人の店員が働いていた。
客は、わたしが入ってから出てくるまでに、わたしを含めて2人だけ。
このくらいなら過酷な労働環境と大騒ぎするほどのものでもなさそう。
たった1軒の偵察で結論を出すのは早すぎるかもしれないけど、吉野家は労働基準法をなんとか守っているようだ。

この吉野家は多摩霊園の近くにあって、わりあい閑静なところにあるせいか、ガラス窓にヤモリがちょろちょろ。
ヤモリがいるねといったら、店員が新聞を丸めて、叩き落としますという。
そんな乱暴な。
かわいそうじゃないかとやめさせたけど、ヤモリのいる牛丼屋なんて、なんかほのぼのとして、ゆとりのある店のゆとりはこういうところからも感じられるんだなと思ってしまった。

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