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2014年8月27日 (水)

バイオトイレ

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やけに涼しい日が続いていて、昨夜なんか家でひさしぶりにホット・コーヒーを飲んだ。
インスタントだけど、しばらく飲まないでいると粉が固まってしまって、いつも秋になってから瓶をさかさに振って粉末化するのが恒例になってる。
でも今年はまだ固まるところまでいってなかった。
早めにホットを飲むことになったのも異常気象のおかげか。

夕刊に富士山の入山料の記事。
気持ちよく払う人もいれば払わない人もいるんだそうだ。
たぶん、気持ちよく払うのは登山の愛好家で、払わないのはたんなる観光客じゃないか。
山を愛する者なら、富士山の汚染についてどこか後ろめたさを持っているものなのだ。

わたしも若いころ、2回富士山に登っている。
そのときウンコの始末はどうしただろう。

最初の登山では安易に登り始めて、予想以上にきついということに8合目あたりで気がついて、たまたま友人のひとりが口からアワを吹いたから、彼のつきそいという口実でとちゅうで下りてきてしまった。
だらしない話だけど、2度目はいくらか慎重になり、もっとじっくりした計画を立てた。
富士山登山でいちばん多いのは、夕方登り始めて、とちゅうの山小屋でひと眠りし、体をならして、翌朝ご来光を拝むのが一般的なパターンだけど、わたしの場合はふつうの人よりさらに時間をかけるつもりで、午前中に出発した。
のんびりのんびり歩いて、夕方までに山小屋に到達するつもりでいたら、予想以上に快ペースで、とうとうその日のうちに山頂を往復してしまった。
けっきょく山小屋でウンコをしないまま。

そういうわけで世界に誇る富士山の 「白い川」 を体験しないままのわたしだけど、垂れ流しのトイレというやつは、中国を旅しているときあちこちで見た。
それは出かかったものが引っ込んでしまうような恐るべきモノだった。
都市部ではともかく、へき地の公衆トイレでは、おそらく現在でもあの阿鼻叫喚のトイレが使われているにちがいない。
夕刊の富士山記事にはバイオトイレの記述がある。
ウォッシュレットばかりがトイレじゃない。
中国人は教えてやらないと、2千年まえの道具をそのままいつまでも使っている民族だから、へき地の貧しい人々のために、そして汚染なき環境のために、水も汲み取り費用も不要な日本のトイレをどしどし売り込んでほしい。

添付したのは青海湖のほとりを走る中国の列車。
忘れられない、なつかしい思い出である。

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