おとろえる炎
刻一刻と生命の火が消えかかっているような気がする。
わたしはむかしから偏食ぎみだけど、最近その傾向がますます強まってきて、たまには栄養でもつけるかと、スーパーでステーキ肉を買ってきたものの、とても食べる気がしない。
食べるものといったら野菜が主体で、それじゃあ健康にいいんじゃないか、長生きするぜといわれそうだけど、野菜だけでは細く長く生きるのにはよくても、活力のほうはますます衰えつつあるみたい。
食事の量もぐんと減った。
お酒と、冷奴や枝豆のつまみだけで満腹になってしまう。
それじゃあアル中じゃないかともいわれそうだけど、酒の量も減少しているし、食事のとき以外はぜんぜん飲みたいと思わないから、それはないんじゃないか。
この状態は年寄りにとっちゃ理想かもしれない。
むかしの仙人なんてのはきっとこういう食生活をしていたにちがいないのだ。
でも白髪三千丈のじいさんになっても仕方ないしなあ。
残り人生はいよいよ急を告げるってやつだ。
パソコンのまえに坐っていて、立ち上がろうとすると、足がふらついてしまうことがある。
世間には長寿世界一ってことでギネスに載ったおじいさんもいるけど、わたしなんかあと10年だって生きられそうもない。
やっぱりスペインに行っておこうか、ギリシャに行っておこうか。
いやアイルランドもいいなって(最近また 『ライアンの娘』 を観かえしたのだ)、旅についていろいろ想うこのごろデス。
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