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2014年11月26日 (水)

西表Ⅱ/オオコウモリ

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オオコウモリ (ヤエヤマオオコウモリ) を見に行きませんかと、白浜の宿で同宿だったオカダさんがいう。
オオコウモリは前回の西表訪問のときに、見ようとしてよく見えず、撮ろうとしてぜんぜん撮れなかった動物である。
ここに載せた最初の2枚はネットで見つけた写真で、わたしが撮ったものではありません。

このへんにもいますかねえと聞くと、宿のわきの路地をちょっと登ったところに毎晩出ますよと、なんだか幽霊でも出るような話。
で、ある晩、デジカメを持って出かけてみた。

コウモリというのはユニークな動物で、本格的に空を飛ぶ哺乳類というだけでもめずらしいのに、肉食主義者から菜食主義、果物を食べるものから昆虫やカエル、魚を食べるもの、花の蜜から他人の血を吸う吸血鬼みたいなものまでいる。
西表のオオコウモリは菜食主義のきわめて平和な動物で、もっぱら果物や花などを食べているそうだ。
この仲間には鼻が音波探知機として発達した、異様なご面相のものもいるけど、オオコウモリの場合は、顔つきも小型のワンちゃんのような愛らしい顔をしている。
まだペットショップでは売ってないみたいだから、撮れるものなら写真に撮ってみたいものだ。

しかし活動するのは夜で、しかも鳥のようにじっとしていない相手だから、これをコンパクト・デジカメで撮影するのはむずかしい。
前回はやみくもにストロボを光らせて、なにも写らなかった。
今回はリベンジである。
まあ、とにかくやってみよう。

B

早い時間は月がなくてまっ暗だから、月の出る時間帯に行ってみた。
この時期の西表は、夜の12時ごろになると満月が上がってこうこうとした月明かりになる。
住人の大半はもう寝静まっているけれど、木立の上になにやらひらひらと飛びかっているものがいる。
ねらって撮れるものではないことは百も承知で、そいつが近くにきたときストロボを光らせてみた。
たまたま写っていたのが、いちばん最後の1枚。
ほめられた写真じゃないけど、オオコウモリ (ヤエヤマオオコウモリ) の記念すべきショットということで。

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