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2015年1月 2日 (金)

またナマコ

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元日もナマコを肴に酒を呑んだ。
なんでナマコかというと、正月はマグロが高いからである。
中流の下あたりに所属するわたしとしては、刺身を買うにも遠慮が必要なのだ。

スライスされたナマコをつまんでいたら、奇妙なものが出てきた。
彼らの生態を知らない人はビックリするかもしれないけど、これはナマコの腸である。
ナマコは外敵に襲われると、腸を吐き出す習性があるのだ (吐き出すのではなく排泄するのだという説もあるけど、ナマコってどっちが頭なのさ)。
トカゲの尻尾みたいなもので、これはちゃんと再生するからナマコにとって痛くもかゆくもない。
でもそのあいだ消化ができないじゃんと、五体満足のわたしは心配だけど。

ナマコを食べているとなにか舌にまとわりつくものがある。
これはキュビエ器官というもののせいらしい。
この器官も吐き出す腸も、外敵に対する防御装置なんだそうだけど、スライスされてからではあまり効果がない。
やっぱり畜生のなせる業だなとバカにしたところで、ところでナマコの天敵ってどんな顔をしてんのかと、うーん、気になる。

海の生ものを食べていると、天然現象に気づかされることはよくあって、アサリのむき身からは、ピンノと呼ばれる小さな共生ガニが出てくることがある。
気持ちわるいと思う必要はない。
茹でるとちゃんと赤くなる。
食べるには小さすぎるけど、アサリを買ったらカニがおまけについてきたと考えればよろしい。

正月休みはこうやってほのぼのと過ぎてゆく。
もうちっと高尚な話題はないものかねえ。

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