ロシアⅢ/旅立ち
世間には海外旅行どころじゃないという人も多い。
ゼータクな道楽ばかりしてと、そういう人たちから苦情が来そうなので、あまり旅行費用について触れないつもりだったけど、かってはほかならぬわたし自身が、ロシア旅行をした人に対して、どうやって行ったのか、どのくらいかかったのか、詳しく教えてほしいなんていっていた。
知りたい人はほかにもいるかもしれない。
わたしの旅が参考になるかどうかわからないけど、やっぱり触れておこう。
個人でぜんぶ手配したという人もいるけど、ロシアの旅は他の国とちがったややこしさがあることで知られている。
そういうわけで、いちばん手っ取り早いのは、専門の旅行会社にまかせてしまうことである。
わたしはネットで見つけた 「JIC旅行センター」 というところに見積もりを依頼した。
ほかの旅行社と比較しても特別に高いとは思えないし、去年も依頼してとくに問題はなかったところである。
JICから来た見積もりは、8日間の旅で21万6千円。
ずいぶん高いなという人がいるかもしれないけど、ツアーに参加しても、ひとりだとこれ以上かかるだろう。
この料金は飛行機とホテル代、空港からホテルまでの送迎代、そしてサンクトペテルブルクからモスクワまでのロシアの新幹線を含めた値段だ (燃料サーチャージやビザの申請代も含む)。
飛行機はアエロフロートの直行便で、モスクワで国内便に乗り換えて、その日のうちにサンクトペテルブルクへ行ってしまう日程。
ホテルはあらかじめ、JICのホームページに乗っているホテルの中から選んだ。
非常識な格安ホテルはないけど、1万円以下のホテルもいくつかある。
インターネットを駆使すれば、日本にいながら、ホテルの場所、外観などみんなわかってしまう。
予約も日本でできそうだけど、それはロシア語、英語がわからないと無理みたいで、とうぜんわたしにはムリ。
わたしが選んだのは、サンクトペテルブルクが4泊で5万円の 「エム・ホテル」。
モスクワが2泊で3万2千円のホテル(去年と同じマキシマ・パノラマだ)。
もっと安いホテルもあるけど、ロシアの格安ホテルの中には、玄関がドア1枚で、インタフォンで呼ばないと入れないところもある。
ロシア語のわからないわたしはドアの前で凍死しかねないから、やっぱりいちおうの玄関がありそうなホテルにした。
サンクトペテルブルクの 「エム・ホテル」 は、旧市街のまん中へんにあり、エルミタージュと新幹線駅のちょうど中間にあたりである。
これならどっちに行くにしても、せいぜい1キロぐらい歩けばいいだけだ。
このホテルからサンクトペテルブルクの名所のほとんどが徒歩で行けるのである。
サプサン号 (新幹線) についても、いちど乗ったことがあるし、前回の旅で地下鉄への乗り換えなど、いろいろ研究しておいたから問題はないと思われる。
この旅行代金に昼食代や美術館の入場料は入ってない。
しかしそんなものはたかが知れている。
ロシアはいまルーブル安だ。
日本も円安だけど、あっちのほうがひどいらしいから、現地で自分で払ったほうが得だろう。
とにかく贅沢もケチケチもすべて自分の思うまま、もっと節約したけりゃカップラーメンで過ごす手もあるっていうのが、個人旅行のいいところだ。
というわけで、いよいよ今日もうすぐ出発だ。
あちらで無線LANが使えればブログの更新もするつもりだけど、いまんところ未定。
それよりも生きて帰ってこれるかどうか、いまどきゼッタイ安全といえる国は日本だけだもんね。
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